過去に『ノジマステラ神奈川相模原』について何度となく記事を投稿しています。
以下は過去投稿の一部を時系列にリンク並べてます。
前回といっても1年半近く前は光明が差してきた!?と思い、WEリーグ2022-23がこの春に再開されるまでは『光明が差してきた!?』は核心へと変わったと思ったのですが・・・
チーム好調の陰で長きにわたりチームを支えてきた『松原有沙』選手がリーグ戦途中から離脱、その原因が公式に発表されたのはリーグ再開後でした。
WEリーグ再開後はこのショッキングな公式発表に呼応するようにチームは低調、そして最終節(第22節)を前の6月5日に公式で現役引退が発表されました。
翌6月6日には『なでしこリーグ2部』時代からチーム1部昇格、WEリーグ参戦とチームを支えてきた『石田みなみ』選手の引退も公式発表。
そして前述の2人の引退セレモニーが行われた6月10日の最終節もピッチを去る2人に勝利をプレゼントすることも出来ず、再開後の低調な内容のままに広島に敗れ最終的に9位で終了しました。
6月10日のシーズン終了から慌ただしく2023-24WEリーグに向けての選手編成が始まります。
6月26日にはWEリーグ開幕シーズンに『広島』に移籍した『川島はるな』選手の復帰が発表されます。
『川島はるな』選手については過去にこんな記事も書いてます。
『川島はるな』選手の復帰は嬉しい限りだったのですが・・・
すでに2023-24シーズンのチーム編成は公式に発表されてますが、以下のような動きがありました。
OUT
ポジション | 名前 | 次所属(去就) | 前年成績 |
DF | 石田 みなみ | 引退 | 8試合0得点 |
・ | 畑中 美友香 | S大阪 | 15試合0得点 |
・ | 工藤 真子 | 退団 | 2試合0得点 |
・ | 出耒村 亜美 | 退団 | 6試合0得点 |
・ | 福住 青空 | 鴨川 | 0試合 |
・ | 小林 海青 | 退団 | 9試合0得点 |
MF | 北方 沙映 | 大和 | 0試合 |
・ | 石田 千尋 | 新潟 | 20試合0得点 |
・ | 松原 有沙 | 引退 | 5試合0得点 |
・ | 杉田 亜未 | 新潟 | 19試合3得点 |
FW | 浜田 遥 | S大阪 | 11試合1得点 |
・ | 松本 茉奈加 | 広島 | 20試合2得点 |
・ | 齋藤 花菜 | 出雲 | 1試合0得点 |
長年チームを支えきた『石田みなみ』選手、『松原有沙』選手の引退、『小林海青』選手の退団、若いながらもアカデミー出身で中盤で全試合出場の『石田千尋』選手、攻撃の中心であった『杉田亜未』選手、『松本茉奈加』選手の移籍とどうなっちゃうの?とサッカーに興味ない人でも一覧を見れば心配になると思ってしまう。
IN
ポジション | 名前 | 前所属 | 前年成績 |
GK | 岩崎 有波 | アカデミー | ・ |
DF | 常田 菜那 | 伊賀 | ・ |
・ | 菅能 夏海 | Actonians LFC (イングランド) | ・ |
・ | 小野 奈菜 | 横浜 | ・ |
・ | 中島 琉七 | アカデミー | ・ |
MF | 川島 はるな | 広島 | 8試合0得点 |
・ | 榊原 琴乃 | 長野 | 11試合2得点 |
・ | 平國 瑞希 | Ter Leede VR1(オランダ) | ・ |
・ | 加藤 栞 | 新潟 | 3試合0得点 |
・ | 小高 夢 | アカデミー | ・ |
・ | 木竜 有姫 | アカデミー | ・ |
・ | 柴田 瞳 | アカデミー | ・ |
どうなっちゃうの?という気持ちを少しでも和らげるだけの加入を期待するも、上記の通りで計算できそうなのは『川島はるな』選手、『榊原琴乃』選手のみでアカデミーから5選手をTOP登録してなんとか数だけ揃えたというような状況。
上記OUT/INの結果、現時点で2023-24シーズンに臨む選手は以下の通りです。
ポジション | 背番号 | 名前 | 生年月日 | 身長 | 体重 | 出身地 | 前年成績 |
GK | 1 | 久野 吹雪 | 1989/12/27 | 170 | 62 | 神奈川 | 20試合 |
・ | 16 | 池尻 凪沙 | 1996/12/19 | 164 | 53 | 熊本 | 1試合 |
・ | 31 | 岩崎 有波 | 2006/3/13 | 172 | 67 | 沖縄 | ・ |
DF | 2 | 平野優花 | 1997/1/27 | 158 | 56 | 埼玉 | 20試合1得点 |
・ | 3 | 井上 陽菜 | 1999/9/16 | 158 | 50 | 大坂 | 12試合0得点 |
・ | 4 | 伊東 珠梨 | 2002/10/2 | 162 | 58 | 三重 | 16試合0得点 |
・ | 5 | 大賀 理紗子 | 1997/1/4 | 169 | 52 | 神奈川 | 20試合4得点 |
・ | 13 | 菅能 夏海 | 1996/11/10 | 158 | 51 | 神奈川 | ・ |
・ | 20 | 小野 奈菜 | 1999/5/1 | 171 | 60 | 神奈川 | ・ |
・ | 22 | 常田 菜那 | 1998/8/24 | 159 | 53 | 大阪 | ・ |
・ | 27 | 中島 琉七 | 2005/9/16 | 171 | 64 | 神奈川 | ・ |
MF | 6 | 下山 莉子 | 1998/8/31 | 161 | 57 | 青森 | 0試合 |
・ | 7 | 平田 ひかり | 1995/5/25 | 160 | 55 | 福岡 | 9試合0得点 |
・ | 8 | 西郡 茉優 | 2003/12/19 | 155 | 50 | 神奈川 | 9試合0得点 |
・ | 14 | 加藤 栞 | 2000/5/17 | 161 | 57 | 岐阜 | 3試合0得点 |
・ | 15 | 平國 瑞希 | 1995/8/16 | 158 | 50 | 神奈川 | ・ |
・ | 17 | 川島 はるな | 1993/4/12 | 156 | 44 | 静岡 | 8試合0得点 |
・ | 18 | 榊原 琴乃 | 2004/10/11 | 158 | 50 | 静岡 | 11試合2得点 |
・ | 24 | 小高 夢 | 2005/8/29 | 156 | 49 | 神奈川 | ・ |
・ | 25 | 木竜 有姫 | 2006/3/12 | 160 | 55 | 新潟 | ・ |
・ | 26 | 柴田 瞳 | 2005/11/23 | 164 | 53 | 福島 | ・ |
FW | 9 | 南野 亜里沙 | 1991/11/26 | 156 | 47 | 徳島 | 20試合2得点 |
・ | 11 | 浜田 芽来 | 2000/12/27 | 161 | 54 | 東京 | 13試合1得点 |
・ | 19 | 笹井 一愛 | 2004/10/12 | 167 | 57 | 神奈川 | 17試合3得点 |
・ | 23 | 藤原 加奈 | 1997/8/31 | 152 | 44 | 東京 | 20試合0得点 |
新体制発表が行われたのが8月19日(以下がリンク)、発表会にはアカデミー(ノジマステラドゥーエ(U-18))からのTOP登録選手は参加しておりません。
2023-24シーズンの選手一覧を改めて見て気になるのは、背番号10番がいません。
8月19日の新体制発表時点で『岩渕真奈』選手の去就が定かではなかったので、彼女のために10番を空けているのではとありえないことも考えてましたが、やっぱりありませんでした(笑)
それでも10番候補は他にもいます。
1人目はノジマステラに2012年~2018年まで在籍、2015年~2018年には10番を付け、現在WKリーグ『華川KSPO』に所属する『吉見夏稀』選手。
ノジマステラ創成期からリーグ戦(なでしこリーグ1部)最高順位(3位)となった2018年まで在籍しており勝手な思い込みですけど、ノジマステラへの愛着も相当あると思うんですけど・・・
2人目はノジマステラに2015年~2019年まで在籍し、ノジマステラがなでしこリーグ2部から1部へ昇格する物語のアイコンでもあり、現在WKリーグ『仁川現代製鉄レッドエンジェルズ』に所属する『田中陽子』選手。
2022年にスペイン女子リーグ『ラージョ・バジェカーノ』退団後に『ノジマステラ』へ復帰すると期待してたのですが・・・
2人が現在活躍の場としているWKリーグは8月末2023年シーズンを終えたばかり、2024年シーズンについては現段階では何も発表されていません。
2023年シーズンが3月末開幕だったので、2024年シーズンも同時期になると思いますが、『仁川現代製鉄レッドエンジェルズ』は11月6日から開催されるAFCアジアチャンピオンシップに出場するので、もし『田中陽子』選手が復帰するにしてもそれ以降になると思います(笑)
背番号10の空き問題で夢を語るしかないんですけど・・・
2023-24シーズンも『菅野将晃』監督、テクニカルディレクターとして前『AC長野パルセイロレディース』監督の『小笠原唯志』さんが就任しましたが、『小笠原』さんの就任もどういう意図があるのか解りません。
『菅野』さんが復帰し2022-23シーズンは前述の通り好調だったんですけど、結果も前述の通り、そして今回の主力の大量離脱、『ノジマステラ』はクラブとしてどこに行こうとしているのか心配で仕方ありません。
ちなみに2023-24シーズン新体制発表でクラブが新たに定めた『プレイングフィロソフィー』と『フットボールフィロソフィー』は以下の通り。
<プレイングフィロソフィー>
・勝敗の前に、すべてにおいてリスペクトを忘れない
・プレーできる環境に対して、感謝の気持ちを忘れない
・フットボールの価値を追求し、勝ちを得る
<フットボールフィロソフィー>
・選手もサポーターも輝きをはなつ、攻撃的なフットボール
・常にボールを支配し、スピーディーかつ美しいフットボール
・攻守において切れ目のない表裏一体のフットボール
出典:2023-24シーズン 新体制発表会を開催! of ノジマステラ 公式ホームページ
今期のチーム体制を鑑みると言っていることがよく解んないです(汗)
リーグ戦を前に2023年女子ワールドカップの勢いで盛り上がるはずと思われた『2023-24WEリーグカップ』、メディアもまったく取り上げません(涙)
『ノジマステラ』は4節を終えて・・・
出典:STANDINGS | WEリーグ | Women Empowerment League
0勝、1分け、3敗、勝点1、得点1、失点8、最終節はグループAの最下位を争う『マイナビ仙台』とアウェイでの戦いになります。
『マイナビ仙台』も『宮澤ひなた』が抜けただけかと思ってたんですけど、開幕前のカップ戦とはいえ昨年のリーグ戦では主力が大量離脱したにも関わらず最終的に3強に次ぐ4位でフィニッシュしてるのでどうしたんですかね?まぁ最終節で『ノジマステラ』には勝つのでカップ戦の最下位はないと思いますけど。
『ノジマステラ』のほうですが、カップ戦の成績は前述した通りですけど、それよりもさらに重症なのが観客数、カップ戦とはいえホーム開催となった第1節、第2節、第4節の観客数は505人、631人、536人
『相模原ギオンスタジアム』というハンデがあるにしても・・・
じゃあ応援しに行けば!と言われてしまいそうですが(汗)
2013年に始まった『ノジマステラ』というストーリーは既に終わってしまったのでしょうか?
2018年のなでしこリーグ1部で3位という最高順位になって以降は主力選手は退団するばかり、ご存知の方もいるかと思いますが『ノジマステラ』の母体である『ノジマ』は2018年にスタートした『Tリーグ』の冠スポンサー、普通に考えたらリンクしていると感じてしまうは私だけじゃないと思うんですけど・・・