前説
私が日本の女子サッカーリーグをスタジアムに足を運んで見るようになったのは、『ヤングなでしこ』として脚光を浴びた後に伸び悩んでいた『田中陽子』選手が地元神奈川に2012年に設立され、2015年当時『なでしこリーグ2部』の『ノジマステラ』に移籍してきたのがきっかけ。
過去に『田中陽子』にフォーカスをあてた投稿をけっこうしてました。
川島はるな
上記リンクの上から3番目、2021年8月31日投稿記事の本文(アイキャッチ画像)で使っている画像が『田中陽子』選手見たさに初めて『ノジマステラ』の試合を観にいったときのものですが、この試合の『田中陽子』選手についてはリンクにざっくり書いてますが『ヤングなでしこ』で見たときのような輝きを感じることはなく、その代わりに私をときめかせてくれたのが今回記事にした『川島はるな』選手。
ピットブルなんて失礼極まりない『川島はるな』選手情報は以下の通り。
出典:川島 はるな | レジーナ選手 | サンフレッチェ広島 | SANFRECCE HIROSHIMA
生年月日:1993/4/12
身長/体重:156cm/44kg
出身地:静岡県
経歴:
年度 | クラブ | リーグ | 出場試合 | 得点 |
---|---|---|---|---|
2008 | JFAアカデミー福島 | ー | 2 | 0 |
2009 | 〃 | ー | 1 | 0 |
2010 | 〃 | チャレンジリーグEAST | 13 | 5 |
2011 | 〃 | 〃 | 16 | 8 |
2012 | ベガルタ仙台レディース | チャレンジリーグ | 5 | 1 |
2013 | 〃 | なでしこリーグ | 16 | 1 |
2014 | 〃 | 〃 | 8 | 1 |
2015 | ノジマステラ神奈川相模原 | なでしこリーグ2部 | 29 | 11 |
2016 | 〃 | 〃 | 29 | 5 |
2017 | 〃 | なでしこリーグ1部 | 31 | 3 |
2018 | 〃 | 〃 | 29 | 2 |
2019 | 〃 | 〃 | 30 | 1 |
2020 | 〃 | 〃 | 21 | 2 |
2021 | サンフレッチェ広島レジーナ | WEリーグ | - | - |
※出場試合・得点は公式戦(リーグ戦、カップ戦)
代表歴:
U-16日本女子代表
U-17日本女子代表
U-19日本女子代表
U-20日本女子代表候補
ノジマ時代、笑顔がいいですよね。
出典:川島はるな選手 サンフレッチェ広島 女子プロチーム移籍のお知らせ of ノジマステラ 公式ホームページstellakanagawa.nojima.co.jp
前高倉なでしこジャパンでは『なでしこチャレンジリーグ(日本女子代表候補選手グループ)トレーニングキャンプ』に2回選出されています。
2回選出して正規代表に選出しないってどうなの!?(怒)
闘犬(Pit Bull)
ダービッツ
タイトルにした『闘犬(Pit Bull)』といえば(オールド)サッカーファンにはお馴染みかと思いますが、オランダ代表、そして名だたる名門クラブでも活躍をし、そのプレイスタイルから『闘犬』、『3つの心臓を持つ』とまで言われた『エドガー・ダービッツ』選手。
ピットブル-川島はるな
2015年『なでしこリーグ2部』のピッチで初めて見た『川島はるな』選手は、まさに全盛期の『エドガー・ダービッツ』選手を思い浮かべずにはいられない豊富な運動量、しかも速く、守備時には相手にプレッシャーをかけ襲い掛かり、攻撃時にはスペースに走り込み時には相手ゴールに襲い掛かる。
それに加えて巧みなボールコントロール、ドリブル、パスセンスと彼女のプレイを見れただけで幸せな気分になれた。
女子サッカーをほとんど見ない人に解り易く最近の日本人プレイヤーに例えると、東京五輪男子日本代表の『林大地:シントトロイデン(ベルギー)』選手、『前田大然:横浜F・マリノス』選手の相手選手へのプレッシャーのかけかたを思い出して欲しい。
2021年J1リーグでは『横浜F・マリノス』の『前田大然』選手のスプリント回数が何度も話題になりました。
WEリーグ、なでしこリーグでは選手個々の運動量等を計測するシステムは導入されていませんので正しい数値は解りませんけど、ぜひとも計測してみたい選手。
日本の女子サッカー選手でまともに見ているのが『なでしこジャパン』メンバーと『ノジマステラ』に在籍してた選手しかいないので他にも同様のプレイスタイルの選手がいるかもしれませんが(汗)
とにもかくにも試合観戦すれば『川島はるな』という選手が『ピットブル』と呼ぶに相応しい選手であることは解ると思います。
1993年4月生まれなので私が衝撃を受けた2015年から6年も経過して今は28歳、日本の女子サッカー選手としてはベテランの域に入り、年齢とともに運動量、スピードともに衰えたようにも思いますが(それとも賢くなったのか(笑))、それでも初めて見る人は彼女に魅了されると思います。
草サッカーですけど、いちよ経験者としては、彼女みたいな選手がピッチにいるだけで仲間としては体力的にも助かりますし、自らも頑張らなければという気持ちを奮い立たせてくれますし、そして何より相手にしてみれば本当に面倒くさい(笑)
なでしこジャパン
前述したように高倉体制下では『なでしこチャレンジ(日本女子代表候補選手グループ)トレーニングキャンプ』に2回招集されるも正規招集はなし、いまもA代表としてのキャップを積んでいません。
課題は対人フィジカル、上背もありませんし、重量感もなく線も細く、技術は秀でているもののキック力もある方ではないなど懸念材料はあるとは思うんですけど、東京五輪の敗戦を振り返る時、彼女のようなプレイスタイルの選手がピッチに立っていたら、課題を補う以上のものをピッチ上の選手、そして見る側にもたらし、いずれにも違った景色があったように思えてならない。
彼女と一緒なら試合中も、試合後も下を向くことなんてないんじゃないか。
そういう風に思わせてくれる選手だと思います。
池田新体制になってからの初招集にも彼女の名前はありませんでしたが、
サンフレッチェ広島レジーナ移籍後もチーム公式への露出(活躍)ぶり、レジーナサポのtwitter投稿などから見る愛され方、『ノジマステラ:川島はるな』から『レジーナ:川島はるな』になってしまった一抹の寂しさを痛いほど感じてはしまうのだけれど、愛して止まない彼女のプレイがレジーナサポにも受け入れられている嬉しさ、より彼女を応援せずにはいられない。
10/31はホームゲーム⚽️#RTキャンペーン
— サンフレッチェ広島レジーナ【公式】 (@sanfrecceREGINA) 2021年10月25日
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10/27 18:00迄
当選者にはDMでご連絡します⚽️
今週末はホームゲームです🔥
応援よろしくお願いします🙇♀️ pic.twitter.com/jev0enhwq4
『田中陽子』選手をA代表でも見たい!!
そして『川島はるな』選手も同じくらいA代表で見たい!!
彼女のプレイを見ればそう感じる人も少なくないと思う。
元日本代表監督『イビチャ・オシム』が広めた言葉に『水を運ぶ人』というのがある。最近では総じて守備と攻撃をリンクする選手に使われるし、女子サッカー選手を評すならそちらのほうがスマートなのかもしれないけど、主観になってしまうがこの言葉はどちらかというと『静』のイメージがあって彼女のプレイにはしっくりこないのだ。
女子サッカー選手を『ピットブル』に例えるのは不適切なのだけど、初めて見た彼女のプレイは『水を運ぶ人』ではなく『ピットブル』以外に例えようがないものだったのでお許し願いたい。
本当は『闘犬』としたかったけど(笑)