sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

ノジマステラのWEリーグが心配になってきた(5)

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出典:クラブ概要 of ノジマステラ 公式ホームページ

 

前説

昨年から心配を何度も書いてます。

www.sugarless-time.com

 

北野ノジマステラについて投稿されているものがあったのでリンクを貼ります。

ひとつはありがちな最後まで読むためには有料ですけど、内容は概ね理解できると思うので参考までに・・・

note.com

www.targma.jp

 

外国人選手加入

開幕を控えた9月3日に外国人選手2名を獲得しました。

stellakanagawa.nojima.co.jp

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出典:Koenig Cindy(ケーニヒ・シンディ)選手 加入内定のお知らせ of ノジマステラ 公式ホームページ

ノジマステラ公式の経歴、表彰歴を見る限りでは期待が高まります・・・

男子ではお馴染みの『ブレーメン』女子チームに2007年~2020年まで在籍し、在籍中の2013/24、2014/15に2年連続得点王にも関わらずドイツ代表歴がないのが不思議だったので調べてみると得点王をとった2年間『ブレーメン』は2部でした(汗)

 

stellakanagawa.nojima.co.jp

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出典:Sunday Lopez(サンデイ・ロペス)選手 加入内定のお知らせ of ノジマステラ 公式ホームページ

ノジマステラ公式を見る限り身長182cm、ナイジェリアA代表で30試合と期待が高まりますが、ナイジェリア女子は最新(2021年8月20日発表)FIFAランキングで38位、所属クラブは2015-16からベラルーシ、韓国、中国、デンマークと渡り歩き、直近はイスラエルと微妙です(汗)

 

DAZNに入るかいまだに迷っていてWEリーグもちゃんと見れていないのですが、9月26日の第3節ノジマステラのホーム開幕戦をなんとテレビ神奈川でライブ放送するということでテレビにて観戦しました。

 

第2節までの結果は開幕戦は0-0で仙台と引き分け、2節は0-2で浦和に敗戦とスコア的には予想よりは善戦しています(笑)

 

ホーム開幕戦

ゲームレビュー

スターティングメンバーは以下の通り。

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赤フォントがノジマステラ、期待の『サンデイ・ロペス』が3試合連続でスタメン、右サイドバックは高卒ルーキー『伊東珠梨』選手をスタメン起用。

試合前半は常に長野がペースを握る展開、ノジマにも問題がありますが、前節ベレーザと引き分け、ここまで1勝1分も納得。

 

ノジマステラの攻撃はといえばたまに『サンデイ・ロペス』選手にボールが入っても収められないし、フォローも遅いしある意味、相手にとってもターゲットという有様。

それでも前半唯一ノジマの攻撃の見せ場は悪い言い方をすると長野ゴール前に放り込んだボールに反応し頭ひとつ抜けた『サンデイ・ロペス』選手のヘディングシュートだけ、その『サンデイ・ロペス』は前半40分で交代、加入の公式発表が9月3日ですし、重そうな動きからしてコンディションに問題もありそうに見えたのですが開幕からスタメンに名を連ねているしコンディション云々ではなさそう。

あらためて彼女の経歴を追っていくと、レベル的には『WEリーグ/なでしこリーグ』以下のリーグを転々としておりざっと調べる限り目立った活躍もしてないので、コンディションやコンビネーションに上積みがあったとしても・・・どうなんでしょ(汗)

ヘディングシュートはあったもののゲームの流れに乗れてないし交代は仕方ないにしてもここまで全試合スタメン起用してきたわけだから、こんな調子のプレイ振りは織り込み済みと思うんだけど・・・やっぱ『北野』監督はどうなんでしょ?

 

40分:⇩ロペス、⇧西郡

46分:⇩小林、⇧鈴木

46分:⇩北方、⇧佐々木

 

後半開始時ノジマステラのフォーメーションはこんな感じ。

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後半になってもペースは長野のままながらもスピードのある『佐々木美和』選手が絡み効果的な攻撃に転じ得点を匂わせるシーンも多くなるもスコアレスのまま終了。

前半はヒヤヒヤしかありまんでしたが、後半はヒヤヒヤとドキドキが交錯する内容、試合のスタッツは以下の通り。

/ ノジマ - 長野
シュート 5 - 10
フリーキック 8 - 6
コーナーキック 3 - 9

 

後半開始後の選手交代は以下の通り。

77分:⇩野島、⇧ケーニヒ・シンディ

84分:⇩松本、⇧石田(み)

『ケーニヒ・シンディ』選手は試合の流れに乗り切れない感じでしたが、こちらはコンディション、コンビネーションを高めていけば問題なさそう。

『石田みなみ』選手の投入が84分、交代した『松本茉奈加』選手は守備面での負担が多くて相当疲労していたし、もっと早く交代していればよりチャンスを演出出来たように思えたんだけどね・・・

 

以下はキャプテン『松原有沙』選手の試合後コメントの抜粋。

——試合中は選手間で話し合いながら修正していったのでしょうか?

前半は相手が前からかなりプレッシャーをかけてくるのに対して、自分たちが結構受けてしまうところが多かったです。それをハーフタイムに話して、ディフェンスラインで数的優位を作ることによってスペースが空いてきました。前半の途中で気づいて変えることができなかったのが改善点ですが、これからも継続していければ良いと思います。

出典:【N相模原vsAC長野】N相模原はホーム開幕戦を引き分け、初勝利ならず【マッチレポート Yogibo WEリーグ 第3節】 | WEリーグ | Women Empowerment League

 

感想

前半のノジマは本当にいいところがなく、テレビ神奈川で解説をしていた元日本代表『大竹七未』さんも言ってましたけど気になったのは選手同士の距離感、解説に私が感じたところを補足すると攻撃時は選手同士の距離が近すぎるからすぐに相手に寄せられて奪われるし、守備時は選手同士の距離が遠すぎるのでボールを奪っても相手に寄せられて奪われるの連続、そして距離感に問題があるうえに距離に応じたパス強度、そしてパス精度も安定しないから長野ペースになるのは至って必然、後半は『松原』選手のコメントにもあるような対応および相手プレッシャーが緩くなって試合の体を成しましたけど、ノジマゴール前トライアングルの踏ん張りがなかったら前半で試合は終わっていてもおかしくない感じでした。

 

注目選手

試合全体を通して気になった選手をピックアップ

ノジマステラ

松原有沙:

この試合のマン・オブ・ザ・マッチといっても誰も異論をはさまない内容、対人の強さ、読み、フィード、そしてキャプテンシー、相手が長野ということを差し引いてもすぐに代表招集して然るべき、本来は(守備的)MFなので、なおさら現代表に招集して欲しい。

 

大賀理紗子:

松原とのコンビは鉄壁『動の松原』に対し『静の大賀』、冷静に堅実に任務を遂行し汗ひとつかいてないようなエレガントなプレイは観る価値ありです。

 

久野吹雪:

長野に得点を与えなかったのはCBの二人とGK『久野吹雪』選手の的確なポジショニング、ハイボール処理、パンチング、キャッチングと安定したパフォーマンスがあってこそです。

 

伊東珠梨:

初スタメンの高卒ルーキーは無難な守備と何よりも前への推進力で見るものを驚かせてくれました。

枠からは外れましたが地を這うようなロングシュートは日本女子サッカー選手とは思えないパワフルなもので今後が楽しみな選手。

 

鈴木綾:

ルックス先行?で相変わらず腰高で守備も軽いんですけど、左足から放たれるキックは秀逸、後半終了間際のコーナーキック、相手GKが触らなければ、そのままゴールという美しい弧を描いたキックでした。

 

長野

肝付萌:

試合開始から終了まで長野の右サイド、ノジマの左サイドを制圧した運動量とスピード、後半終了近くになっても巧みなステップでノジマ守備陣を翻弄し続けまくり、長野からマン・オブ・ザ・マッチを選ぶなら彼女しかいません。

ここのところ代表の右サイドはベレーザの『清水梨紗』固定だけど代表で彼女を見てみたいし、これからもウォッチしていきたい選手。

 

瀧澤千聖

試合開始から終了まで常にノジマゴール近くで危険な存在、肝付選手同様に後半終了近くでも巧みなステップでノジマ守備陣を翻弄するドリブルは観るものを魅了しますね。彼女も代表で見たいし、これからもウォッチしていきたい選手。

 

まとめ

『久野吹雪』選手、『松原有沙』選手、『大賀理紗子』選手のノジマゴール前トライアングルの安定感に安堵するも得点の匂いが僅かしか感じられないのは変わらず、開幕直前に加入した外国人も今のところ期待し過ぎないほうがいいという感じ、それよりも長野の『肝付萌』選手、『瀧澤千聖』選手を見れたのは思わぬ収穫でした(汗)

 

3節を終わっての順位表は以下の通り、暫定順位は8位ながら、いまだに無得点はノジマのみ第4節はノジマは休みなので初得点、初勝利は早くても第5節の『ちふれ』戦まで待たなくてはなりません。

暫定順位 チーム 勝点 得点 失点
1 神戸 6 2 0 0 7 0 7
2 浦和 6 2 0 0 4 1 3
3 長野 5 1 2 0 3 1 2
4 仙台 5 1 2 0 2 0 2
5 日テレ 4 1 1 1 3 2 1
6 新潟 4 1 1 1 4 5 -1
7 広島 3 1 0 2 3 4 -1
8 ノジマ 2 0 2 1 0 2 -2
9 大宮 2 0 2 1 1 6 -5
10 市原 1 0 1 1 1 3 -2
11 ちふれ 1 0 1 2 2 6 -4

 

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出典:WEリーグ | Women Empowerment League | WEリーグは、2021年9月に開幕を予定する日本初の女子プロサッカーリーグです。



 

 

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