sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

10月9日と『ジャコビニ彗星の日』

 

前説

もう10月ですね、まだまだ暑い日もありますが少しずつ秋らしくなってきました。

そりゃそうですよね、2023年もあと3ヵ月なんですから(笑)

 

さて、もうすぐ満4年となる『はてなブログ』も最初の頃の更新ペースから徐々に緩やかになってきて、単身赴任もちょうど満1年となるなかで最低でも1週間に1回は投稿しようと思っていたんですけど、さらに更新ペースが落ちてきて今ではひと月に3回くらいの更新ペース、ゆえに書きたい思ってストックしているネタだけが溜まって、音楽ネタも最近は全然書けてませんでしたが、10月になったということもあり自分のなかでマスト10月ソングを紹介します。

 

ジャコビニ彗星の日

今回のタイトル『10月9日と『ジャコビニ彗星の日』』といっても『ジャコビニ彗星』を解る人のほうが少ないだろうし、知らない人からしたら10月9日に『ジャコビニ彗星』という流星群が現れるの?って感じでしょうけど、まぁ前述したように10月ソングです。

 

『ジャコビニ彗星の日』は1979年にリリースされたオリジナルアルバムとしては荒井由実時代から数えると8枚目のアルバム、松任谷由実になってから4枚目のオリジナルアルバム『悲しいほどお天気』に収録されています。

 

出典:悲しいほどお天気[CD] - 松任谷由実 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

 

無料で視聴出来る?

ユーミン作品をフルで無料視聴はほぼ出来ません(ユーザー登録などをすれば可能なものもあります)。

Youtubeニコニコ動画などでアップされることは稀にありますが、著作権の問題もあり短期間で削除されます。

じゃあ無料で、ユーザー登録もしないで視聴はできないかとというと作品の一部視聴とかは可能なので、興味が湧きましたら、以下のリンクなどで作品の一部であったり、既にユーザー登録済であったら聴いてみてください。

ユーザー登録してなくてもフルで聴いてみたいという方は自己責任でユーザー登録してから聴いてみてください。

music.line.me

open.spotify.com

ジャコビニ彗星の日

ジャコビニ彗星の日

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

曲も好きなんですけど、この頃のユーミンの歌詞もたまらくて好きなので、歌詞も全て紹介したいところですが、こちらも著作権のこともあり、本エントリーで全て紹介することは出来ません。

今ではGoogleなどで『ジャコビニ彗星の日 歌詞』検索すれば検索結果のトップで歌詞を確認することができますのでお試しください。

検索が面倒だけど歌詞を知りたい方は以下のリンクで確認してみてください。

www.utamap.com

 

ジャコビニ彗星

そもそも『ジャコビニ彗星』ってなんぞや?

古いユーミンファンなら『ジャコビニ彗星』という名詞を知ってはいると思うんですけど、ユーミンファン以外ではこの名詞さえ知らないと思います。

だってこの名詞がニュースになることさえないのですから、多くの人が知る彗星といえば有名なところでは『ハレー彗星』や『百式彗星』ぐらいのもので『ジャコビニ彗星』ってなんぞやというのが普通のことのように思えます。

ハレー彗星 - Wikipedia

百武彗星 (C/1996 B2) - Wikipedia

 

興味のある方は彗星についてもウィキペディアでどうぞ。

ja.wikipedia.org

では肝心要の『ジャコビニ彗星』はというと・・・

ja.wikipedia.org

但し、上記『ジャコビニ彗星』は1913年にエルンスト・ツィナーに発見されるまでの旧称であって日本版ウィキペディアにはユーミンの影響もあってかページは存在しますが、『Giacobini comet』で検索しても日本語版以外ではウィキペディアにページは存在しません。

 

曲のタイトルになった『ジャコビニ彗星』とは正しくはこちらになります。

ja.wikipedia.org

en.wikipedia.org

内容に大差ありませんが上記が英語版になります。

 

調べていくとけっこうショッキングのことが解ります。

ユーミンの『ジャコビニ彗星の日』を歌詞のままに素直に解釈すると72年10月9日に疎遠になっていく恋人ののことを思いながら夜空を見上げ流星群を待ち続ける(けっきょく流星群は見えない)というものなのですが(詳しくは前述した歌詞のリンクでご確認ください)、『ジャコビニ・ツィナー彗星』はおよそ6.8年の公転周期で観測されており、毎年観測されているわけではないのです。

では1972年はというと『1972 Ⅵ』に該当しており『ジャコビニ彗星』は1972年は観測可能、但し観測可能日は10月9日ではなく8月4日でした(涙)

 

ユーミンの世界観とかを鑑みると72年10月9日に疎遠になっていく恋人を見えるはずもない『ジャコビニ彗星』に置き換えて待ち続けるって解釈の仕方もあると思うんですけど、そんな解釈も2番の歌詞のなかで論破されます(笑)

 

おまけで調べてる過程で見つけた以下も彗星について解り易く書かれているので、興味のあるかたはどうぞ。

sites.google.com

 

プチネタ

いつだったか忘れましたが、ユーミンの『オールナイトニッポンGOLD』に『YOASOBI』がゲスト出演したときの話です。

www.allnightnippon.com

『Ayase』さん、『ikura』さんそれぞれがユーミンの楽曲をリクエストしたんですが、『Ayase』さんのリクエストが『ジャコビニ彗星の日』でした。

うろ覚えですが『Ayase』さんがお母さんの好きな曲と言ってたと記憶してます(笑)

www.yoasobi-music.jp

 

収録アルバム

最後に『ジャコビニ彗星の日』が収録されているアルバム紹介、ちょうど1年前にデビュー50周年記念ベストアルバム『ユーミン万歳』について以下リンクで書きましたが、こちらには収録されてません。

www.sugarless-time.com

上記リンクの中でも書いてますが、今までリリースした以下のベストアルバムには収録されています。

  • sweet, bitter sweet〜YUMING BALLAD BEST
  • SEASONS COLOURS -秋冬撰曲集-
  • ユーミンからの、恋のうた。

 

各アルバムのアルバムリンクは以下の通りです。

sweet,bitter sweet ~yuming ballad best

SEASONS COLOURS-秋冬撰曲集-

ユーミンからの、恋のうた。(通常盤)(3CD)

 

上記ベストアルバムのほうが収録曲数も多くてお得なんですけど、やっぱりお薦めは冒頭の画像にあるオリジナルアルバム『悲しいほどお天気』

悲しいほどお天気

悲しいほどお天気

  • アーティスト:松任谷由実
  • ユニバーサル ミュージック (e)
Amazon

 

『ジャコビニ彗星の日』という1曲だけでも十分魅力的だけど『悲しいほどお天気』というアルバムのなかの1曲として聴いたときにその魅力はさらに広がりをみせると思いますし、この曲があることで他の収録曲もまた魅力的な広がりをみせる秀逸なアルバムなので、ユーミンファンでなくても手元に置いて欲しい1枚です。

なお、収録曲は以下の通り、ユーミンファンでなくても馴染みがありあそうな曲も収録されてますし、それ以外もやっぱ素敵です。

  1. ジャコビニ彗星の日
  2. 影になって
  3. 緑の町に舞い降りて
  4. DESTINY
  5. 丘の上の光
  6. 悲しいほどお天気
  7. 気ままな朝帰り
  8. 水平線にグレナディン
  9. 78
  10. さまよいの果て波は寄せる

 

秋の夜長にひとりでじっくり聴きたい作品、できれば部屋の灯りを消して窓辺に運んだ椅子に腰かけ夜空を眺めながら、時には目を閉じて聴いて欲しい作品です。

 

にほんブログ村 音楽ブログへにほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村