お題「#おうち時間」
サン・ジョルディの日
さあ『サン・ジョルディの日』推しの『Sugarless』にとってネタとして大きく貢献してくれた4月23日が来てしまいました。
世の中は『サン・ジョルディの日』どころではないのですけど、『外出自粛』なんだからスマホやゲームばっかやってないで「おうちで本を読もう!!」
てなぐあいに『日本書店商業組合連合会』もプロモーションしてもいいと思うんだが『自粛中』のようです。
もちろん、プロモーションにお金がかかるのは解るんだけど、『外出自粛』推進すべく知恵を出しても良いと思うんだけどな。
スカッと爽快『喜多嶋隆』
ジャンルを問わずにいろいろと読んできた『Sugarless』が今回おすすめするのは『喜多嶋隆』さんです。
タイトルにあるように『スカッと爽快』そんなフレーズがピッタリです、内容も『スカッと爽快』なら読み易さも『スカッと爽快』まさにふだん本を読まない人にもおすすめです。
こちらも一部だけ本棚に収まっています。
『喜多嶋隆』とは・・・
大学卒業後、コピーライター、CFディレクターなどを経て1981年に小説現代新人賞を受賞後に作家デビュー。
以下主観・・・
スピード感に溢れた文体が特徴、バブル絶頂期という時代を投影した作品のいくつかは映像化もされている。
バブリー要素、憧れのスローライフ、アクションなどなどを織り交ぜられた作品、もちろんロマンスもあり、“いまどき”かといえば前時代的ではあるが、その作品スタイルは『Evergreen』と言うに相応しい。
『ポニーテールは、ふり向かない』
の表紙は『鈴木英人』さん、時代ですね~でも格好いいです。
『映像化』
まずは『喜多嶋隆』を知らない人のために『映像化』されたものをいくつか紹介します、いずれも1980年代なんでアラフィフ以上じゃないと解んないと思いますけど(汗)
ポニーテールはふり向かない
TBS(大映制作)で1985年にドラマ化、大映制作のドラマって好きじゃないんで観てないんですけど、タイトルが印象的だったことを覚えています。
『喜多嶋隆』作品に出合うのはもう少しあとだったので、あ~ドラマ化したやつだと改めて思った次第、ドラマはともかく原作は良かったです。
天使のアッパーカット
TBS(大映制作)で1986年にドラマ化
こちらもタイトルが印象的で覚えてますけど観てません。
後年に原作は読んでいます、コミック化もされているようですが、そちらは見ていません(汗)
ドラマですが、改めてリンクを確認すると主人公が・・・
てっきり『伊藤かずえ』だと思ってたんでビックリした!?
『ポニーテールはふりむかない』と混同してました。
CFガール
1989年公開作品
映像はレンタルして観ました、映画化前に原作を読んでいて、けっこう映像化には期待してたんですけど・・・以上です。
DVD化もされていません・・・
六本木バナナ・ボーイズ
1989年公開作品
主演『仲村トオル』、『清水宏次朗』ってだけで観ていません、『CFガール』が酷かったもんだから、『喜多嶋隆』作品は映像化しちゃいけないって思っていたうえに『ビーバップハイスクール』かよ!?というキャスティングにも唖然とさせられた映像化、
『喜多嶋隆』さんが可哀想過ぎます(涙)
映像化に関しては上記のような感じなんで活字のほうがおすすめです。
作品
『光文社文庫』、『角川文庫』で多くの作品を発表してます。
その中で『光文社文庫』でシリーズ化したものを以下に載せます。
なお、下記シリーズ化したもの以外も『スカッと爽快』なので見つけたら手に取ってみてください。
『CFギャング』シリーズ
デビュー直後から近年まで続くシリーズ。
(抜けがあったらごめんなさい)
- CF愚連隊(1984年)
- CFガール(1985年)
- ロンリー・ランナー(1986年)
- マーメイドは、歌わない(1987年)
- カムバックには、遅くない(1988年)
- 君にロング・グッドバイ(1988年)
- リトル・ファイター(1989年)
- チャイナドレスは似合わない(1990年)
- 30秒のラブ・ソング(2003年)
- 愛は生きてるうちに(2003年)
- サヨナラには早過ぎる(2004年)
- たとえゴールが遠くても(2004年)
- 15秒の奇跡(2005年)
- ただ、愛のために(2005年)
- ビバリー・ヒルズで朝帰り(2006年)
- あのバラードが歌えない(2007年)
- 君を探してノース・ショア(2007年)
- 君の夢を見るかもしれない(2009年)
- 美しき敗者たち(2010年)
- 君は戦友だから(2016年)
- 二十年かけて君と出会った(2017年)
- ココナッツ・ガールは渡さない(2019年)
『湘南探偵物語』シリーズ
(抜けがあったらごめんなさい)
- 恋はフェニックス(1994年)
- 恋とは何か君は知らない(1995年)
- ヨコスカ・ガールに伝言(1995年)
- カモメだけが見ていた(1996年)
- 君は、ぼくの灯台だった(1996年)
- サンセット・ビーチで逢おう(1997年)
- ロバートを忘れない(1998年)
- ソルティ・ドッグが嘘をつく(1998年)
- ジュリエットが危ない(1999年)
- わたしが許さない(1999年)
- ハンバーガーが死んでいく(2000年)
おすすめ作品
やっぱりCFギャングシリーズですね、シリーズも長いんで安心して読めます。
キャラクターの色付けも解り易くて、普段本を読まない人も安心して読めると思いますし、普段から本を読んでいる人もたまには良いでしょ。
だって『スカッと爽快』感を味わって欲しい。
↓画像はCFギャングシリーズの『三十秒のラ・ブソング』
それにしても、作品タイトルがベタというか最近の若い子達はどう思うんですかね、
作品タイトルだけ見てると恥ずかしくなるんだけど、読めばそんなことなくてタイトルに納得して、さらに『スカッと爽快』間違いなし。
解り易いかどうか解らないすけど、『喜多嶋隆』作品、とくに『CFギャングシリーズ』は『石田衣良』の『池袋ウエストゲートパークシリーズ』を想像してもらうと解り易いかもしれないです。
『池袋ウエストゲートパークシリーズ』を初めて読んだとき『CFギャングシリーズ』と似たものを凄く感じました。
まとめ
喜多嶋隆作品の読者レビューでこんな投稿がありました
「作者が何を伝えたいか解らない」、
「物語の世界に過ぎない」とかとか・・・
わたしは『喜多嶋隆』ではないので本当のことは解りませんけど、
「何かを伝えたい」ってちょっと違うんじゃないかな?
そんなに重いものじゃない気がしてます。
『喜多嶋隆』作品は頭で読むもんじゃないんです!
読んで『感じる』ことが大事なんじゃないか?
「物語の世界に過ぎない」にしてもみんなフィクションじゃん『五十歩百歩』の世界、
リアリティより読んだあとの『爽快感』に比重を置いているって思っています。
『外出自粛』で気分が沈みがちですが、4月23日は『サン・ジョルディの日』なんで・・・
普段から本を読む人も読まない人もスカッと爽快『喜多嶋隆』ってことで・・・
最後までおつきあいありがとうございます。
(了)