前説
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』はエヴァンゲリオン完結作品として前回2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』から8年を経て2020年6月に公開される予定でしたが、ご多分に漏れず『新型コロナウイルス』の影響を受け、年を越した2021年3月8日に公開されました。
2020年の2月にはこんな記事も書いてました。
私は公開月の3月にたまたま月曜日の午前中に所要があったのをいいことに午後から近隣のイオンシネマのハッピーマンデーを利用して観てきました。
下は劇場でもらった『式波・アスカ・ラングレー』の書下ろしイラストチラシです。
5月15日からは同絵柄がA4サイズのリバーシブルポスターとして限定100万名に入場者プレゼントされることが公式発表されています。
出典:5月15日(土)からの『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新規入場者プレゼント配布について – エヴァンゲリオン公式サイト
5月12日時点での興行収入が83億円ですから、雑に計算すると100万名が鑑賞すると興行収入100億円突破が確定する感じですね(笑)
公開後も『緊急非常事態宣言』や『まん延防止措置』などの影響を受けながらもGWを挟み5月17日発表の週間ランキング(5月8日~14日)でも3位で現時点での興行収入も前作を超え80億円台に到達しています。
※週末ランキングでは(15日、16日)では4位にランクインでした。
興行成績
公開10週目に入ってもトップ5に位置しています。
ちなみに劇場版『鬼滅の刃』無限列車編は公開31週目でとうとうトップ5圏外にランクダウンしました。
週末ランキングでトップとなった『美しき誘惑 現代の『画皮』』ですが、大きなお世話ですけど、まったく興味がありません(笑)
知らない人のために宗教家の大川隆法が原作・製作総指揮作品らしいので、仮にどんなに素晴らしい作品だったとしても私は劇場に行く勇気はありません(笑)
各サイトレビュー
各サイトレビューの評価もすべて4以上と高いです。
レビュー内容に興味のあるかたはネタバレレビューに注意しつつご確認ください。
Filmarks
レビュー数:49,544
評価:4.4
Yahoo!映画
レビュー数:5,365
評価:4.25
映画.com
レビュー数:839
評価:4.1
レビューのようなもの
感想の前に私はテレビシリーズはまったく観ていません。
ただ職種柄(システムエンジニア)職場の後輩達には良い言い方をするとインドア派が多くてテレビシリーズ放送時に何かと『エヴァンゲリオン』というワードは耳にすることが多くありました。
そういう過去もあり、子育ても落ち着き、自分の時間が比較的に取り易くなってから劇場版デビューです。
ですからコアなファンでもありませんが、劇場版デビューであっても『エヴァンゲリオン』にそこそこ魅了されているので今回の公開を待ちわびていました。
今作品を観て改めて感じた『エヴァンゲリオン』の魅力といったら、その世界は『エヴァンゲリオン』にしかない。
他には真似できない、ちょっと前に流行った言葉でいうならば『オンリーワン』という表現しか思い浮かばない。
そっち系の人じゃないんで『エヴァンゲリオン』以外の作品をほとんど観ていないからこそ言えるのだけど、作品としてここまで到達させるには時間と労力とそしてお金がかかるのだから他の作品に真似ができるわけない。
時間と労力とお金さえあれば出来るとは前述したけど『エヴァンゲリオン』はそれ以上のものを感じることが出来る。
それは端的にいえば『こだわり』なのかもしれないが、それに注力する『情熱』であったり『魂』であったり『命』であったりと様々に表現できるものが仕事という枠を超え作品に詰め込まれていることを感じる。
作品としての熱量もそうだが、今作品で私が凄く感じたのは前回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』はいうなれば『庵野秀明』さんを中心とした制作スタッフが観る側を無視して好きにやった感があるのに対し、今作品は作る側の『エヴァンゲリオン愛』、観る側への『エヴァンゲリオン愛』が散りばめられた最高のプレゼントだったように思えています。
また『エヴァンゲリオン』について今までの作品を知らないと楽しめないと言う人の声を聞くけど、前回エントリした『るろうに剣心 最終章 The Final』もそうなんだけどそれは違うと思う。
今までの作品を知らなくても今作品は十二分に楽しめると思うし、楽しみ方も千差万別で人によっては色々な楽しみ方が出来ると思います。
そして今まで『エヴァンゲリオン』に馴染みのなかった人たちも今作品を観ることによって遡って過去作品を絶対に観たくなる作品になっています。
そうタイトルにした通りで過去作品を知らなくても誰でも楽しめる作品だと思います。
おまけ
公開後に放送されたNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』の中で総監督の『庵野秀明』さんは「プロフェッショナル」という言葉が嫌いというニュアンスのことを言っていたが、作品を観れば、なんとなく言葉の真意が解るような気がします。
※NHKオンデマンドで観ることができます。
今作品を観る前に過去作品を観たい方は以下からどうぞ、劇場で今作品を観終わった後の復習でもいいかもしれません(笑)
『るろうに剣心 最終章 The Final』も138分と長めですが、こちらは更に155分と長いです。
上映前・上映中のカフェイン摂取は控えて、上映前には必ずトイレに行ってから存分に楽しんでください(笑)
最後に購読を止めて10年以上経つ『週刊モーニング』、2004年から『庵野秀明』さんの奥さんである漫画家『安野モヨコ』さんが連載した『働きマン』がとても好きでした(笑)