sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

伝えたい知られざる名曲 オレンジ 『SEASON』

 お題「#おうち時間

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「外出自粛」で「おうち時間」で疲れている人に「ヒーリング」であり「リラクゼーション」効果抜群の聴いてもらいたい至極の一曲です。

以下にはうだうだと書いてますが、記事は見なくても

良いので記事後半にリンクしたYoutube動画再生してみてください。

 


その昔、ドイツサッカーのレジェンド

フランツ・ベッケンバウアー

(Franz Anton Beckenbauer)は言った

「強いものが勝つのではない、勝ったものが強いのだ。」

「The strong one doesn't win, the one that wins is strong」

これを応用すると・・・

「名曲が売れるのではない、売れたものが名曲なのだ」

ちょっと強引だな(笑)

でもそんなことはない、サッカーとは違います。

 

「売ろうと思ったものが売れるのだ」

「名曲とは聴いた人が決めるものだ」

by Sugarless-time

 

 

ちょっと周りとズレていたというか、「右にならえ」ってなれなかった少年時代、ちょっと周りと違うものが好きだった。

クラスの仲間がTBS「ザ・ベストテン」の話で盛り上がっていても、見てはいたが、そこで感じるのは『協調性』だけだった。

 

小学生の頃から親に隠れてラジオの深夜放送を聞いていた。

ニッポン放送オールナイトニッポン」と文化放送「セイ・ヤング」を日替わりのように聞いていた。

お気に入りは、まだ文化放送のアナウンサーだった『吉田照美』がパーソナリティの「セイ・ヤング」。

 

オールナイトニッポン」の放送前に「大石吾郎」がパーソナリティをつとめる「コッキーポップ」もよく聞いていた。

 

「セイ・ヤング」の放送が終了し始まったのが、「ミスDJリクエストパレード」音楽中心の構成が好きだった。

川島なお美」と「千倉真理」が担当の日は必ず聞いていた。

 

当時は関東で2局しか聞けなかったFM放送もよく聞いていた。

2局とは「NHK-FM」と「FM東京(現:Tokyo FM)」

 

 

いったいそこで何を得ていたのか?

放送を楽しんでいたのは間違いないんだけど、自分の周りというちっぽけな世界に変化をもたらすための情報を探していたんだと思う。

 

今思えば大人によって操られてた情報なんだけど、クラスの仲間たちの多くはその情報すら得ていなかった。

周りより新しい情報を知ることが少年「Sugarless」の楽しみでもあった。

そして、それが自分の周り、そして世の中へと広がっていくのを追っていくのも楽しかった。

 

そんな楽しみは自分の周りですら広がらないもの、自分の周りでしか広がらないものもたくさんあった。

それは少年「Sugarless」の見込み違いでもあり、大人たちの見込み違いでもあったわけだが・・・

 

でも、それがその時点で世の中の支持を受けなかったとしても少年「Sugarless」の記憶にはちゃんと残っている。

それはたぶん悔しかった思いの重さなんだ。

 

 

初めて聴いたのはてっきり「ヤマハ ポプコン」絡みで大石吾郎さんがパーソナリティだった「コッキーポップ」だと思っていたが、あらためて調べると????

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

 

フジテレビが協賛した

「ふりーばる’79ポップスコンクール」グランプリ受賞曲?

Google先生もそんなコンクールは知りません、もちろんウィキペディア先生にあるわけありません。

じゃあ何で知ったのかちょっと気になるけど・・・

 

とにかく初めて聴いたときの心地よさといったら、まだ純真無垢だった少年の心に揺れ動かすボーカルとメロディライン。

それは少年に少ない小遣い貯めさせてEP盤を買いに行かせるに値するものでした。

 

私がレコード会社の人間だったら、この曲を中心にヒーリングとかリラクゼーションの

コンピレーションアルバム企画します(笑)

 

それが今回のタイトルにもなっている

「オレンジ」『SEASON』

 

「オレンジ」は仙台出身の6人組グループ、

フジテレビ協賛「ふりーばる’79ポップスコンクール」

グランプリ受賞曲「SEASON」でメジャーデビュー。

メジャーデビュー後、メインボーカルである「大宮京子」さんの名前を前面に出した

「大宮京子&オレンジ」という名前に変更。

ファーストアルバムでは「林哲司」が全10曲中9曲を手掛ける

など大人たちの入れ込み具合は凄まじかったものの・・・

 

メンバーオリジナルである「SEASON」とアレンジを加えたアルバム収録「SEASON」の評価が大きく分かれることからも、大人たちがいじり過ぎてしまったのかもしれません。

 

また、この曲で今も覚えているのが当時は文化放送でアナウンサーだった「梶原しげる」さんが自分の番組のなかで大絶賛していたこと、そして応援していたことをいまだに覚えています。

 

それにしても何で売れなかったのか不思議です。

ラジオでもよく流れていたので、それなりに大人たちも売ろうとしていたことは

間違いないんですけどね、前述したように力み過ぎて良い素材を駄目にしてしまった感がプンプン匂います。

 

今もネット検索すれば、この曲に関しての記事をそこそこ見ることができます。

 

そして、これも不思議なんですけど、誰もカヴァーしていないんですよね、確かにオリジナルのクオリティと比較されたらってのがあると思うけど、それにしてもカヴァーされて然るべき楽曲だと思うんですけど!?

 

2015年に何を思ったのか「ポニーキャニオン」が  復刻盤を発売しています。

前述した「SEASON」のオリジナルシングルヴァージョンとアルバムヴァージョンともに収録されています。 

www.ponycanyon.co.jp

 

Youtubeでも聴けますというか、知らない人は是非是非聴いてみてください!?

www.youtube.com

 

やっぱ自分が良いと思ったものには共感してほしいですね(汗)

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

(了)