プロローグ
2020年10月7日に作曲家「筒美京平」さんが亡くなったことが報じられました。
ご冥福をお祈りしますとともに残してくれた作品を振り返ります。
前回1970年代について書いたので今回は1980年代編です。
1980年代にテレビやラジオから流れていた曲、素直に受け入れられなかった曲も多々ありますのでレコードセールスとは関係しません、あくまでわたしが好きな曲です。
アイドル全盛期の80年代「筒美京平」さんは多くのアイドル作品を手掛けてるとともに70年代と比較すると編曲にはあまりかかわっていません、これは手掛ける作品の多さから編曲まで時間が取れなかったのか、有能なアレンジャーが増えてきたのか、どちらにも要因があると思いますが、とにかくその関わった作品数の多いことに驚きます。
筒美京平さんが手がけた80年代のシングルレコードセールス ランキング トップ3は以下です。
- スニーカーぶる~す:近藤真彦:1980年
- ギンギラギンにさりげなく:近藤真彦:1981年
- ブルージーンズメモリー:近藤真彦:1981年
80年代も作品が多すぎるのでウィキペデイアに丸投げです。
本当に凄い作品ばかりなので今回もちゃんとウィキも見ましょう。
1980年代 ベスト10
10位:ギンギラギンにさりげなく-近藤真彦
リリース:1981年9月30日
作詞:伊達歩
作曲:筒美京平
編曲: 馬飼野康二
1981年第23回日本レコード大賞・最優秀新人賞、第12回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞、第10回FNS歌謡祭・最優秀新人賞、1981年のオリコン年間シングルチャート21位、最高順位は週間1位。
「近藤真彦」さんは「例の事」とかあって嫌いですけど、この作品は良いと思います。
もうちょっと詳しくは ⇒ ギンギラギンにさりげなく - Wikipedia
9位:ついてるねノってるね-中山美穂
リリース:1986年8月21日
作詞:松本隆
作曲:筒美京平
1986年第28回日本レコード大賞・金賞、1986年のオリコン年間シングルチャート51位、最高順位は週間3位、資生堂′86秋のキャンペーンソング。
「筒美京平」さんは「中山美穂」さんの作品も多く手掛けています。これよりも売れた作品は多々ありますし、馴染み深い作品も多々あると思いますが、わたしてきにはこの作品が一番格好良いんじゃないかなって思っています。
もうちょっと詳しくは ⇒ ツイてるねノッてるね - Wikipedia
8位:卒業-斉藤由貴
リリース:1985年2月21日
作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:武部聡
「斉藤由貴」さんのデビューシングル、1985年のオリコン年間シングルチャート34位、最高順位は週間6位、卒業ソングの定番として多くの方がカヴァーしています。
もうちょっと詳しくは ⇒ 卒業 (斉藤由貴の曲) - Wikipedia
7位:夏のクラクション-稲垣潤一
リリース:1983年7月21日
作詞:売野雅勇
作曲:筒美京平
編曲:井上鑑
1983年のオリコン週間シングルチャート最高順位25位、前年にリリースした「稲垣潤一」さんの最大ヒット曲である「ドラマティックレイン」も「筒美京平」さんが作曲していますが、作品的にはこちらの方が好きです。
もうちょっと詳しくは ⇒ 夏のクラクション - Wikipedia
6位:抱きしめてTONIGHT-田原俊彦
リリース:1988年4月21日
作詞:森浩美
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀
1988年のオリコン年間シングルチャート18位、最高順位は週間3位、資生堂′86秋のキャンペーンソング。自身主演のフジテレビドラマ「教師びんびん物語」の主題歌に採用されています。
昭和男子なので基本ジャニーズ嫌いなんですけど、この曲は「田原俊彦」さんのダンスといい作品といい嫌いになれませんというか、かなり好きです。
もうちょっと詳しくは ⇒ 抱きしめてTONIGHT - Wikipedia
5位:仮面舞踏会-少年隊
リリース:1985年12月12日
作詞:ちあき哲也
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀
「少年隊」デビューシングル、1986年第28回日本レコード大賞・最優秀新人賞、第17回日本歌謡大賞・優秀放送音楽新人賞、´86FNS歌謡祭・最優秀新人賞、1986年のオリコン年間シングルチャート3位、最高順位は週間1位。
「少年隊」のパフォーマンスもこの作品あってこそ、悔しいけど全てが格好良かった。
もうちょっと詳しくは ⇒ 仮面舞踏会 (少年隊の曲) - Wikipedia
4位:センチメンタル・ジャーニー - 松本伊代
リリース:1981年10月21日
作詞:湯川れい子
作曲:筒美京平
編曲:鷺巣詩郎
「松本伊代少」さんのデビューシングル、1982年第24回日本レコード大賞・新人賞、第13回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞、第11回FNS歌謡祭・優秀新人賞、1982年のオリコン年間シングルチャート53位、最高順位は週間9位。
今も聴く機会が多い名曲ですね、でもセールスはそれほどでもなかったことに驚いています。3位と4位は迷ったのですが改めて聴いてみると、やっぱこっちが4位「松本伊代」さんの所為ではなく作品としての私の好み。
もうちょっと詳しくは ⇒ センチメンタル・ジャーニー (松本伊代の曲) - Wikipedia
3位:夏色のナンシー - 早見優
リリース:1983年4月1日
作詞:三浦徳子
作曲:筒美京平
編曲:茂木由多加
1982年のオリコン年間シングルチャート40位、最高順位は週間7位、本人出演の「コカ・コーラ」のイメージソング、「早見優」さんの最大のヒット曲。
「資生堂」の「恋コロン 髪にもコロン ヘアコロンシャンプー」のCMソングだと思っていましたが違ってました。
「センチメンタル・ジャーニー」にも言えるのですが、アイドル歌謡ということもあってか耳に邪魔にならない曲調が心地よくて、さらに彼女のイメージをとことん引き出せた作品だと思っています。
歌詞はこちら ⇒ 早見優 夏色のナンシー 歌詞 - 歌ネット
もうちょっと詳しくは ⇒ 夏色のナンシー - Wikipedia
2位:なんてったってアイドル - 小泉今日子
リリース:1985年11月21日
作詞:秋元康
作曲:筒美京平
編曲:鷺巣詩郎
第15回東京音楽祭・外国審査員団賞、1986年のオリコン年間シングルチャート21位、最高順位は週間1位。
「小泉今日子」さんといえば良くも悪いもこれしかないでしょ。作品、歌い手を含めて、きっとこんな作品は今後も生まれないような気がします。唯一無二のものだと思います。
今回80年代を選ぶにあたって1位と2位はすぐに決まりました、1位と2位はわたしのなかでは僅差、わたしてきには2位と3位以下の差はかなりあります。
歌詞はこちら ⇒ 小泉今日子 なんてったってアイドル 歌詞 - 歌ネット
もうちょっと詳しくは ⇒ なんてったってアイドル - Wikipedia
1位:Oneway Generation - 本田美奈子
リリース:1987年2月4日
作詞:秋元康
作曲:筒美京平
編曲:大谷和夫
1987年のオリコン年間シングルチャート26位、最高順位は週間2位、「本田美奈子」さんリリースシングルとしては最高順位。TBSドラマ「田村正和」さん主演の「パパはニュースキャスター」の主題歌に採用されています。
彼女の魅力と言えばアイドルとは思えない「歌唱力」、「表現力」、そしてもちろんキュートな「ルックス」だと思うのですが、これより前の作品はアイドルらしからぬ「歌唱力」、「表現力」を意識し過ぎている感じがして違和感があったのですが、この作品は若かりし頃の彼女の魅力をすべて引き出している最高傑作だと思います。
歌詞はこちら ⇒ 本田美奈子. Oneway Generation 歌詞 - 歌ネット
もうちょっと詳しくは ⇒ Oneway Generation - Wikipedia
まとめ
今回もわたしの好みで80年代に「筒美京平」さんがてがけた作品10曲をセレクトしましたが、本当に多すぎて困ります。
わたしはこっちのほうが好きとかありましたらコメント、ブコメいただけたら嬉しいですし、あらためて聴きこんでみます(笑)
「筒美京平」さんのご冥福をお祈りするとともに、素晴らしい作品の数々を後世にも伝えていきたいですね。
最後までお付き合いありがとうございました。
出典:筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967~1997 2013Edition | 筒美 京平 | ソニーミュージックオフィシャルサイト