前説
11月の最初の週末、正しくは11月3日~6日、4日を有給休暇に充てたので、この4連休は色々とありました。
ワールドカップ代表メンバー、マリノス優勝などなど書きたいことは多々ありますけど、10月21日に公開するも11月11日には『新海誠』さんの新作公開など年末に向けて注目作品が目白押し、徐々に公開劇場も限られてくると思われるので、こっちから書きます。
11月4日に映画『線は、僕を描く』を観てきましたよ!
キャスティングだけで見向きもしない映画ってありませんか?
いい歳したおっさんなので、今回観てきた『線は、僕を描く』もどちらかというと普段なら見向きもしない映画、だって主演が『横浜流星』、W主演といってもいいポジションに『清原果耶』ですから・・・
そのキャスティングだけみても原作を知らないおっさんからすると、若手人気俳優同士のラブロマンスみたいなものを勝手に思い描いてしまいますよね?
ゆえに、わたし的には普段なら見向きもしない映画枠確定なんですけど、今回ばかりはちょっと違いまして作品のテーマが『水墨画』。
水墨画の心得とかあるわけじゃないけど、見るだけなならけっこう好きだし、小学生の頃に真面目に書道をやっていて、小学6年になった際に師事?していた教室の先生が移動になり、新しい先生に馴染めずに辞めてしまったんですけど、辞めた時点では小学生としては相応のレベルになっていたというこもあって自慢でもあったし、単純に毛筆で書(描)く所作、墨の匂いが今でもたまらなく好きということもあり、さらにたまたま時間があったので観てきました。
その前に、この作品を知ったのは『王様のブランチ』の映画コーナー『LiLico』さん推しがあったことも付け加えておきますね。
ランキング
11月最初の週のランキングでは公開3週目ながら、なんとか6位に踏みとどまりましたが、11月最初の週末ランキングでは前週末の6位からトップ10圏外になっています。
出典:10月29日~11月4日 週間映画ランキング - CINEMAランキング通信
評価
ネタバレになるのでこちらでは詳細は書きませんが、気になる方は以下のサイトをご確認ください(数字は11月8日時点のものです)。
どのサイトも評価4.0にはとどかなかったものの3.8~3.9という評価、3.5が評価の分かれ目だと勝手に思っているので、概ね高評価を得ていると思います。
Filmarks
評価:3.9
レビュー数:3,751件
Yahoo!映画
評価:3.9
レビュー数:710件
映画.com
評価:3.8
レビュー数:180件
わたくし
ネタバレになるので詳細は書きませんけど、簡単に感想だけは書きます。
原作を知っている人にとっては思うところがあるみたいですが、冒頭に書いたキャスティングがどうのこうのなんてどうでも良いです。
『横浜流星』や『清原果耶』が目当てで本作品を観た人も多いとは思うけど、スクリーンでは『横浜流星』や『清原果耶』というキャラクターが演じる役を超えることはなく、かといって彼、彼女の代わりにこの役を演じられる役者も想像できないほど、若い二人の俳優は素晴らしい演技を見せてくれました。
脇を固める俳優陣、『三浦友和』、『江口洋介』もそれぞれにルックスだけではなくてその所作や発する言葉が最高に格好良い。
それと、何気に『夙川アトム』も久しぶりに見れました(笑)
作品じたいも美しい映像、美しい音楽、墨を擦る所作、筆が真っ白な紙のうえを滑っていく間際の緊張感、緊張から解き放たれた筆の躍動感、知らず知らずのうちにスクリーンから墨の匂いが放たれ、その匂いが包んでくれるような錯覚さえ覚えます。
五感で感じるものも素晴らしいことこのうえないんだけど、物語も水墨画を通した青春映画と言われればその通りなんですけど、水墨画というテーマによる影響もあるのかもしれませんが、青春は若い世代だけのものではなくて、年齢に関係なく青春はあることを感じさせてくれる。
そう、青春というのは年齢に関係なく自ら行動することによって生まれてくるものなのではないかということを感じさせてくれる映画です。
だって、そうでしょ!
若かった頃を思い出してください!
終わりに
とにかく素晴らしい作品なのでお薦めです。
今年No1ヒットとなっている某アニメ作品も観ましたが、わたし的には『線は、僕を描く』のほうが絶対にお薦め。
ロングランになって多くの人にも見て欲しい作品なので、当ブログを観た人だけでも劇場に足を運んで欲しいと切に思っております。