sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

映画『沈黙の艦隊』はネバーエンディングストーリー!?

 

出典:映画『沈黙の艦隊』公式サイト|2023年9月29日(金)全国劇場公開!

 

silent-service.jp

 

前説

沈黙の艦隊』の作者『かわぐちかいじ』の作品に初めて出会ったのは『モーニング』を購読し始めた1986年頃、何か読みたいものがあって購読し始めたんだろうけど、その作品は思い出せません。

その時に初めて連載中だった『かわぐちかいじ』の『アクター』に出会います。

途中からだったんで内容を覚えてないんだけど絵は鮮明に覚えていて大人のコミックの絵とはこういうものなんだなという印象が強かったですね。

ちなみにこの頃から『クッキングパパ』は連載してました。

クッキングパパ(1) (モーニングコミックス)

 

同時期に購読してたのが『近代麻雀』で、こちらはお目当ての『片山まさゆき』の『スーパーヅカン』見たさに購読し始めたのですが、『かわぐちかいじ』はこちらでも『はっぽうやぶれ』という作品を連載していました。

発刊部数は圧倒的に『モーニング』に軍配が上がると思いますが、どちらかというと『かわぐちかいじ』といえば『アクター』より『はっぽうやぶれ』のほうが印象深かったかもしれません。

ちなみに絵についていうと『片山まさゆき』とはまさに雲泥の差でした(笑)

アクター(1) (モーニングコミックス)

はっぽうやぶれ(1) (かわぐちかいじ傑作選)

スーパーヅガン (1) (近代麻雀コミックス)

 

本題に戻って『沈黙の艦隊』についてです。

『アクター』連載終了からおよそ1年後の1988年から1996年まで『モーニング』で連載されたのが今回初めて実写化された『沈黙の艦隊』。

沈黙の艦隊』を知らない方はいつも通り以下を参照。

ja.wikipedia.org

 

コミックを実写化というのは今では当たり前のようになってますけど、連載当時コミックというのはまだまだ社会的地位は高くなくて実写化されるような作品も稀でしたし、まして『沈黙の艦隊』のスケール感を実写化するなんて考えも及びませんでしたが、連載終了から半世紀、その間にCG技術は驚くような発展を遂げ実写化されました。

 

実写化されたんですけど、毎週欠かさず読んでいたにも関わらず連載終了から半世紀も経つと『沈黙の艦隊』という作品のインパクトしか残ってなくて、内容をまったく覚えていなかったんですけど(汗)

 

ランキング

週間ランキング、週末ランキングは以下になります。

『ミステリと言う勿れ』が相変わらず強いです。

最近はテレビドラマを映画化した作品がやたら強い、『ミステリと言う勿れ』はテレビドラマでも好評でしたが、テレビで視聴率が伸びなかった作品でも映画化で成功するってパターンが多くあって、さらにテレビを中心としたキャンペーンも効果的、オワコンと言われながらもまだまだテレビは影響力があるのを痛感しますね。

そんななかで週末ランキングで4位にランクインした『岩井俊二』監督の『キリエのうた』、『岩井俊二』監督作品も好きなので嬉しくもありますし観たくもなります。

沈黙の艦隊』もそれなりに頑張ってます(笑)。

 

週間ランキング

出典:週間映画ランキング - CINEMAランキング通信

 

週末ランキング

出典:今週の映画ランキング - CINEMAランキング通信

 

レビュー

Filmarks

filmarks.com

評価:3.6

レビュー数:4,050件

 

映画.com

eiga.com

評価:3.3

レビュー数:346件

 

私のレビューでも書きますが、タイトル通りです。

原作を知っている人は120分で詰め込めるわけないと思っているので、納得できたような納得できないような終わり方、原作を知らない人にとっては「え~っ!?」なので、映画そのものの内容よりも、そっちに対する不満が反映されたものだと思います。

映画そのものに対する評価に限れば原作を知っていても知らなくても+0.5は上がったんじゃないかなと思えるレビューが多かったです。

 

Sugarless time

評価:3.9

www.sugarless-time.com

実は前回投稿した映画『アナログ』と同じ日に『アナログ』⇒『沈黙の艦隊』の順に観てきました。

なお、本当に観たかったのは今回投稿している『沈黙の艦隊』。

 

『アナログ』を観終わってから10分後に『沈黙の艦隊』上映だったんで、そこそこ慌ただしかったです(笑)

 

コミック『沈黙の艦隊』の知識はあるもの実写映画『沈黙の艦隊』については予備知識をいっさいインプットせずに観てきました。

 

出演者の演技、戦闘シーンなどなど『沈黙の艦隊』を知らなくても十二分に満足できる出来だと思います。

戦闘シーンは『沈黙の艦隊』以外では体験できないであろうレアものですし、主演の『大沢たかお』はもちろん、『玉木宏』、『水川あさみ』、『江口洋介』などなどみんな格好良かったです。

 

ただただ、8年に渡って連載された作品なので、120分足らずの映像に収まるわけはないと思っていたので、どうやって120分に収めてしまうのかという興味もありましたが、どちらかというと120分ていどに収めるようなことはして欲しくないという思いのほうが強かったので、観終わって最初に思ったのが今回で完結しなくてホッとしたです。

 

観終わってから実写映画『沈黙の艦隊』についての情報をインプットすると全3部作情報が散見しているんですけど、公式な情報ではありません。

私的には全3部作じゃ全く足らない気もするんで、もっと刻んでもいい気がするんですよね。

 

原作に忠実であれば刻んでも限界があるんですけど、本編終了後はオリジナルストーリーを追加しつつ『スターウォーズ』なみにシリーズ化しても良いんじゃないかと思ったほど、まさに『ネバーエンディングストーリー』です(笑)

 

こちらは『リマール』公式


www.youtube.com

 

まとめ

個人的には5点満点で4.5くらいの評価なんですけど、冒頭の公式リンクを見てください。

全?部作とか『沈黙の艦隊 xxx編』とか一切ないので原作を知らない人からしたら、観終わって「えっ~!?終わりじゃないの~」って普通になると思います。

www.sugarless-time.com

上記『東京リベンジャーズ2』では強引に2部作にした製作サイドの所為で批判が付きまといました。

沈黙の艦隊』は『東京リベンジャーズ2』のように強引に連作にしているとは思いませんけど、『沈黙の艦隊』を知らない人でも全?部作になることを解るようにするのが当たり前だと思うんですよね。

沈黙の艦隊』を知らない人にしてみれば全?部作というインプットによって敬遠してしまう人って絶対いるはずで、それを公にしないことで敬遠してしまう人達を引きずり込んでいるような悪意を感じてしまうし、事実たぶん実写版『沈黙の艦隊』の沼に引きずり込まれた人もたくさんいると思います。

 

原作『沈黙の艦隊』ファンでもあるし、実写版『沈黙の艦隊』も何部作であろうとスクリーンの中では良かったので、スクリーンとは別のところで映画の評価を落とすようなことを見聞きするにつけ悲しくなります。

 

と最後まで書いて思ったのが製作サイドも現段階で何部作にするか解らなくなっているような気がしてきてます。

 

今回の興行成績次第で全3部作くらいで終わらせる流れになるかもしれないし、まさかですけど続編がないかもしれない。

思わせぶりなエンディングで原作を無視して続編がなかったら、それはそれで映画史上稀にみる作品になるかもしれない。

 

私的には『ネバーエンディングストーリー』とまではいかないまでも全10部作とかやってほしいかもしれないです(笑)

 

 

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