sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

私のなかの葉山『フランス茶屋』

 

梅雨も明けてすっかり夏らしくなってきました。

今年の夏は昨年と違い、神奈川県下の海水浴場も自治体によって違いはありますが昨年と比べると多くの海水浴場が開設しました。

今回のエントリーに関連する神奈川県葉山町にある三つの以下の海水浴場も開設されています。

www.town.hayama.lg.jp

 

今回は小さいながらも3つの海水浴場がある神奈川県葉山町に本店を構える『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』についてのお話。

 

『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』が『フランス茶屋』だった頃といっても、今夏葉山の海水浴場に訪れる多くの人には解らないだろうし、いつ『フランス茶屋』の名前が消えたかも解らないんですけど、四半世紀以上前は『フランス茶屋』という名前でした(たぶん・・・)。

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出典:LES PÂTISSERIES LA MARÉE DE CHAYA


patisseries.chaya.co.jp

 

知ってる人は知ってると思うし、知らない人には何のこっちゃってことですけど『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』は神奈川県葉山町にある『CHAYA』グループの洋菓子部門になります。

www.chaya.co.jp

 

『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』、『日影茶屋』、『ラ・マーレ』の名前を知らなくても以下の画像を目にした人は多いと思います。

”About LA MAREE”の文字はご愛敬(汗)。

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出典:LA MARÉE

 

自由に使える時間があり、自由に使えるお金が今よりはあった20代(笑)

 

『ラ・マーレ』でランチを食べた後に、さらに『フランス茶屋』に移動して美味しいケーキ、カフェまたは紅茶、ゆっくり流れる時間を醸しだす店内の空気と雰囲気、そこで他愛ない会話をする時間がたまらなく好きでした。

ポットで提供される紅茶はたっぷり、カップに7,8分目ほど注げば3杯くらい飲むことができたんですよ(笑)

 

かなりご無沙汰してますけど、写真でみる限り当時と変わらぬ空気と雰囲気が漂っています。

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出典:LES PÂTISSERIES LA MARÉE DE CHAYA


という思い出が多々ある『フランス茶屋』なんですけど、いつから『フランス茶屋』が『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』になったのかが気になります。

 

結婚してすぐに子供が授かると子供中心の生活に様変わりし、同じ神奈川県内であっても葉山まで車で片道1時間ほどかかることもあって葉山まで出かけることが少なくなり21世紀になって、たまたま葉山に行く機会があって行ってみたら『フランス茶屋』は『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』になっていました!?

 

『CHAYA』グループ『日影茶屋』の沿革にあるかなと思って覗いてみると以下のようになっています(抜粋)。

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出典:沿革 - 株式会社 日影茶屋


昭和47年から『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』になっています。

私が頻繁に利用してたのは1990年代前後、昭和末期から平成初頭なので、昭和47年から昭和末期に至る期間の名称は知らないですけど、沿革を見る限りでは『フランス茶屋』は存在していません。

 

貼り付けた沿革にはありませんが昭和59年に横浜高島屋に『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』として出店しているのですが、これも当時の店名は『CHAYA5:チャヤサンク』だったように覚えているのですけど(汗)

 

webで『フランス茶屋 葉山』で検索しても『フランス茶屋』は個人ブログや『食べログ』などに表記があるていどで公なものではヒットすらしない。

 

『フランス茶屋』という名称を人づてに聞いた記憶もなく、たぶん当時の情報誌、解り易いところで『Hanako』とかの葉山界隈特集とかで見聞きしたと思うし、当時のタウンページとかでも『フランス茶屋』で掲載されていたと思うのですけど、web検索しているだけでは何も出てきません。

 『Hanako』のバックナンバーを調べてみると、もっとも古いもので2007年までしかありません。

タウンページのバックナンバーを調べて見ると『国立国会図書館』に所蔵されているようですが、web閲覧は出来ないようです。

www.ndl.go.jp

 

なお、最新版はweb閲覧可能でした。

www.denwacho.ne.jp

 

ちなみに今ではGoogleマップという便利なものがあり、ストリートビューで現在の『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』周辺を見ることができます。

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出典:Google マップ

現在は信号がありますが、四半世紀前は信号もなく上画像で左側、下画像で右側の歩道もありませんでした。

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出典:Google マップ

歩道は『ラ・マーレ』の手前まで伸びていますけど、四半世紀前までは歩道があった位置にみんな路上駐車して『フランス茶屋』、『ラ・マーレ』を利用していたんですよ。おおらかな時代でした(笑)

さらに路上駐車といっても現在歩道になっている位置だけでは台数に限界がありますから・・・海側に停めることができなければ反対側に停めることもありました。

現在『ラ・マーレ』の先には『県営葉山港 駐車場』があり交通量も多くなりましたが昔は『葉山マリーナ』の横に抜けるってだけの道だったんで今と比較するのが馬鹿らしいくらい交通量はありませんでしたから(笑)

 

そんな思い出がつまった私のなかの『フランス茶屋』の洋菓子の味はというと甘すぎることがない正統派、ゆえにどの品をとっても安心・安定、今でも当時から変わらぬ品も沢山あります。

季節を問わずもっとも口にしたのが画像の『カテリーヌ』。

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出典:【季節限定】夏の生菓子発売のお知らせ 4 – NEWS – LES PÂTISSERIES LA MARÉE DE CHAYA

他にも『ブリジット』という生菓子があるのですが、こちらは販売したりしなかったりとけっこう繰り返しているみたいで現在は『葉山本店』と『逗子店』限定のようです。

ちなみに頻繁に利用していた頃は、いずれも¥400もしくは税込¥412時代(笑)

 

そして今は季節柄メニューにもなく『食べログ』で画像をひととおり見てもなかったのですが、当時は季節(春)限定で『ナポレオンパイ』があって、春になるとよく相方が食べるのに苦労しながらも楽しんでいたこと、その姿を楽しんでいた自分も思い出します(汗)

 

そんな思い出がつまった『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』は、やっぱり私の中では『フランス茶屋』のまま、だってそのほうが素敵でしょ。

 

ちなみにだいぶ前に投稿されたものですが、この方の記事が『フランス茶屋』の歴史を画像を通して振り返ることが出来るので参考までにどうぞ。

※記事の画像の中に『婦人画報』の切り抜きがありそこには『フランス茶屋』という名で掲載されていました。

www5a.biglobe.ne.jp

 

『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』は現在神奈川県内に葉山本店を含め12店、都内に1店舗と展開しています。

葉山本店に行くことはなかなか難しいかもしれませんが、お近くにありましたらご利用してみてください。

 

でも、やっぱ葉山本店でイートインが絶対にお薦めです。

そこにはきっと令和になった今でも『パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ』ではなく『フランス茶屋』があるはずです。

 

 

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