もう9月になっております。
夏の初めに以下の投稿をしました。
同投稿時点では神奈川県内の海水浴場は自治体によって開いたり開かなかったりで、葉山町の三つの海水浴場については一定期間は開いていたのですが、『緊急事態宣言』により予定より早く2021年の海水浴場を終わったようです。
海水浴場の件は置いといて『フランス茶屋』についてです。
『フランス茶屋』について投稿後にどうしても『フランス茶屋』が存在したのか確認したくて色々を調べましたがといってもweb検索だけですけど、これといったものはありません、そこで思いついたのが過去の『タウンページ』。
それについては前回の投稿でも書いているのですが、昭和59年の神奈川県東部のタウンページが『国立国会図書館』にあることが解りました。
ものによってはweb閲覧できるのですが、確認したいものはweb閲覧できない資料、『国立国会図書館』に行けば閲覧できると思うのですが、『横浜』でも『鎌倉』でも『川崎』でもない神奈川県在住でかつ在宅勤務の身ですので、わざわざ千代田区永田町まで行くのは難儀ですし、不要不急の外出自粛要請をしているお膝元に出向くわけにも行きません(笑)
そこで『国立国会図書館』の『遠隔複写サービス』を初めて利用しました。
出典:国立国会図書館―National Diet Library
調べるものによりますが、電話帳を調べるのなら以下のリンクを利用します。
上記リンクに以下の記載があります。
『日本電信電話公社電話帳リスト』のリンクから神奈川県の請求記号を参照出来ます。
なお、上記画像にもありますがこちらは民営化前の1984までのデータになります。
1985年からは『科学技術・経済情報室』から調べられるようですが、今回は民営化直前の1984年のタウンページの遠隔複写サービスを利用します。
以下は『科学技術・経済情報室』のリンクになります。
神奈川県の請求記号を確認できましたら『国立国会図書館』公式のバーナーにある『NDL ONLINE:国立国会図書館オンライン』をクリックします。
出典:国立国会図書館―National Diet Library
リンクを開くと以下の画面が表示されますので赤く囲んだ[詳細検索]部分をクリックします。
詳細検索画面が表示されたら『請求記号』入力箇所にさきに調べた記号を入力し検索します。
検索結果が以下になります。
出典:国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online
見難くくて申し訳ありませんが画像左上に『オンライン閲覧不可』と表示されているのが確認出来ると思います。
上記画像の青色部分をクリックすると以下の画面が表示されます。
上記画像にはありませんが右上にログインのリンクがありますのでクリックします。
ログイン画面がポップアップ表示されますのでログインします(予めユーザ登録が必要です)
ログインすると以下のように画面右側が変化します。
画面右だけを拡大します。
閲覧箇所が解っていれば『遠隔複写』リンクを選択、今回は解っていないので、『[複写用]記事掲載箇所調査』を選択し以下を入力します。
『洋菓子店』、『葉山町』と入力後『申込カートに追加』。
※上記は省略画面です。
『申込カートに追加』すると画面右上のカートのリンクがカウントされますので、それを選択。
『右上の申込手続に進む』をクリック
上記画面で『注意事項に同意して申し込む』をクリックして調査申込手続きは完了。
※上記画面に注意事項が記載されていますが省略しています。
申込完了数日後に以下メールが届きます。
メール本文のリンクをクリックすると、以下画面が表示されますので、[詳細]を選択します。
[詳細]を選択しますと以下の画面が表示され、資料情報(洋菓子店ではなく菓子・パン店に分類されるようです)にチェックをいれたあとに『遠隔複写』を選択します。
『遠隔複写』申込画面から手続きに進みます。
1.申込内容入力>2.申込内容の確認>3.申込完了の順で進めば申込完了です。
遠隔複写サービスについてはこちらをご確認ください。
数日後、タウンページの複写1ページ分が郵送されてきました。
結果はこちら・・・・
『茶屋』と『日影茶屋(有)茶屋』同住所、同電話番号で二つ掲載されています。
この住所と電話番号は現在の『ラ・マーレ・ド・チャヤ・パティスリー』と変わりなく、日本料理の『日影茶屋』の住所とは違います。
私が『フランス茶屋』に足繁く通っていたのは1989(昭和64/令和元)年から1995(令和7)年なので昭和59年は該当しないのですが、昭和59年時点で『フランス茶屋』は存在していないことが分かりました。
昭和60年~64年にかけて店名を変えた可能性もありますけど、『フランス茶屋』とは通り名的に広まったものであったような気がします。
ちなみに今回タウンページ1ページの複写費用は以下の通り。
『横浜』でも『鎌倉』でも『川崎』でもない神奈川県在住なので千代田区永田町までの交通費を考えたらお安いです(笑)
今回は過去のタウンページ閲覧で利用しましたが、蔵書数も凄いので、今後は機会があれば積極的に利用したいと思いますし、機会があれば永田町まで足を運んでみたくなりました。
基本休館日は祝日と日曜日、土曜日は開館しています。
以上、はじめての国立国会図書館サービス利用でした。