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甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

バドミントンのガットを手張りした(その3:完成編)

 

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前回久しぶりにバドミントンのガットの手張りをして失敗、納得いかないので張り直そうと思っていたのですが・・・

「もったいない」

妻の一言で張り直すのを止めました。

 

でも、もう1本ある20年以上前にガットを張り直して以来放置していたラケットもガットのテンションゆるゆるなので、そのラケットも張り替えるべくガットを購入していたので、そちらを張り替えました。

今回張り替えたラケットがこちら。

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手張り道具

バドミントンのガット手張りで使用するのは以下の通り

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  • ガット(GOSEN)
  • ニッパ
  • 目打ち×2(加工済み)
  • 巻き棒(自作)

 張ってあったガットを外します。

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1本分用に市販されているガットは概ね10mなので予め半分に切っておきます。

 

縦張り

半分に切ったガットを図のように上部中央から真っ直ぐに縦に通します。この時に左右の長さが同じになるように調整します。

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上部中央に目打ちを入れます(ガットを傷つけないようにできるだけ深くいれます)

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右(左)半分合計で11本を通します。

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続いて左(右)半分を11本通します。

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通し終わったら左右ともに仮止めします。

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片手にカメラ持っているので解り難いと思いますが、本当は両手を使って左右1本ずつガットを中央から外側に順々に引っ張っていきます。

この時のこつは内側のガットを引っ張るように外側に引っ張ることです。言葉にすると解り難いかもしれませんが、なんとなく解りますよね。

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内側から外側へ引っ張っていくと最終的には仮止めした位置に行きつきます。そして、肝心の画像がブレブレですが、上で中央から外に引っ張っていくことで先に仮止めした部分に余裕ができますので、それをブレブレ画像のように仮止め位置を縦に張ったガットに沿うようにして矢印方向に持ち上げます。

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上画像のように矢印方向に持ち上げた後に、下画像のように縦に張ったガットに沿うように矢印方向に下げます。こちらも言葉にすると難しいんですけど、要は中央から外に引っ張って余裕の出来た量をさらに仮止めするということです。

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だいたいこの作業を私は5回くらい行います。私の場合、5回くらいの繰り返しで縦に張ったガットを指で弾くとピンと張りつめたいい音がします。

これも言葉では難しいのですが濁りのない音がすれば十分かと思います。


下が5回くらい行った後の画像です。

最初に仮止めした画像に比べて仮止め位置からの余ったガットの長さの違いが解ると思います。

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実はここで前回と同じ失敗をしていました。右端のガットを通す位置が間違っています。横張りをし始めた直後に気付きました。しかも、前回の失敗を教訓に余ったガットの処理をしていなかったので大事には至りませんでした。

 

横張り

上から張るのが正当みたいですけど、私は昔から下から張っていきます。

下画像は横張り用にガットを1本通し仮止めしたものです。

仮止め位置に特に正解はないと思いますが、縦張りの止め位置とは違うところで仮止めしてください。

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横張り用にガットを通していきます。

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縦に張ったガットの裏表交互に通していきます。

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これもこれが正しいか解りませんが、私は現役の頃から時間短縮が第一優先だったので横張りは2本通しです。

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2本通したら巻き棒を使って引っ張ります。あまり引っ張り過ぎるとラケットのフレームが変形することもあるので、通したガットの張り具合を確認しながら行ってください。

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適度なところまで引っ張ったら、ガットが傷つかないように慎重に目打ちを入れます。出来るだけ深いほうが良いのですが、ガットに傷をつけないようガットを通した穴の隙間を見つけてそこに通すように目打ちを入れてください。

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あとは上記横張り作業を上まで繰り返すだけです。

 

張り上りが以下の画像になります。

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まとめ

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前回失敗したものを並べてみました。

現役の頃からなのですが、チームメート達に比べてラケットの面はかなり丸いです。これは縦張りの際の張り具合に影響されます。

もちろんラケットじたいもずっと私が同じような丸みをおびた形を狙って張ってきたので、あるていどは変形してきていると思いますけど。

プレイヤーの好みにもよりますが、縦に長い形を狙うなら縦張りで頑張り過ぎないようにし、横張りで頑張れば縦に長い形になります。

 

以上でバドミントンのガット手張りは終了です。

前回失敗した際には昔の感覚を呼び戻しながら、さらに撮影を行いながらで90分ほどの時間を要しました。

今回の目標は60分だったのですが実際は70分ほど、途中縦張りをやりなしたのが5分くらいのロスにはなっています。

 

久しぶりのガット張り作業は楽しかったですよ、たぶんもう張り直すことはないと思いますが、またやりたいですね。

そのためにも運動不足だしガットが切れるくらいバドミントンを続けてみます。

 

ここがもっとも大切なことなのですが、手張りはかなりリスクがあります。

下手をするとラケットのフレームが折れるかもしれませんし、引っ張り過ぎてガットが切れることもあります。

私はラケットを折ったことはありませんが、1,2回は手張りしているさいにガットを切っています。それと私のラケットは微妙に変形して左右対称とは言い難い形になっています。 

ですから道具さえあればガット代だけなので安くはなりますが、仮に手張りをしたいと思っても自己責任でお願いします。

そもそも学生時代に手張りをしていたのは持っていたラケットも1本のみでお金もありません、それに毎日そこそこ遅くまで練習してましたし、昔はラケットを持ち込むといっても街のスポーツ店ですから閉店時間も早くてお店に持ち込む時間もなかったのが一番の理由ですから(笑)

 

標準市販手張り用道具

標準的な手張り用道具は市販品もあります。そんなに高価なものではないので、頻繁に手張りをする人はこちらを購入したほうが賢明ですよ。

 

わたしより正当な手張りでしたら、こちらのほうが参考になります。http://www007.upp.so-net.ne.jp/nekonta/racket/strings/strings.html

 

 

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