前説
2020年9月にフットサルシューズ購入の記事を投稿しました。
ただでさえ運動不足なのに毎日欠かさずにいた通勤のための歩行も在宅勤務でなくなり、運動不足に拍車がかかっていたところに知り合いから体育館でできる運動を勧められて始めたのが『バドミントン』、その際に長年愛用していたフットサルシューズで代用しよう思っていたのですが、フットサルシューズが劣化により使い物にならず、いつ誘いがあるか解らない(ゆる~い)フットサルですけど、そっちでも使いたいということで『フットサルシューズ』を新調しました。
参加させていただいているのは地元のシニア中心の総勢20人くらいのバドミントン同好会で8割くらいは60歳代の方達ばかりでなので私は期待の若手になります(汗)
そんなシニア中心のバドミントン同好会の活動においてフットサルシューズで『バドミントン』が出来るのかということで使用感などのレビューですけど、その前に参加しているバドミントン同好会の活動内容と、レビューするだけの資質があるのかということで、ちょっとだけ書いときます。
バドミントン活動内容
- 同好会活動時間:週1回3時間
- 活動時間内訳
- 柔軟体操等の準備運動:5分程度
- バドミントンの基本練習:5分程度
- 試合形式の練習(ダブルス):時間10分制限または21ポイント先取で終了
- 試合形式の練習3本おきに全体で10分ていどの休憩と換気
試合形式の練習は当日の参加人数にもよりますが、各人が3試合連続でコートに入ることは滅多にありません。各人のコンディションにもよりますが、10分×1で10分休憩、10分×2で10分休憩といったサイクルになります。
なお、ダブルスの組み合わせは随時変更で固定していません。
バドミントン歴
当ブログで扱うスポーツはほぼサッカーなんですけど、部活サッカー経験はなく、見る方は高校生の頃から、やる方は社会人になってから草サッカーデビューなんですね。
高校3年間は部活で何をしていたかというとバドミントンなのです。
どのくらいの実力かというと、神奈川県でインターハイを狙えないくらいに強かったです(笑)
インターハイを狙えないくらいとは?
高校3年時のインターハイ・バドミントン・ダブルス神奈川県予選で県地区予選を勝ち上がり⇒県予選本戦でベスト8を決めるところで負けました(ベスト16どまり)。
ダブルス神奈川県予選は地区予選を含めた全体のエントリーがたぶん500~600組相当になっていたとは思いますので、そのなかでベスト16ですから『インターハイを狙えないくらい強い』って言い得て妙でしょ(笑)
高校を卒業してからは暇なときは頼まれて後輩の指導をしたり、チームメイトであったり、ライバルとして戦った他校の友人達などと月に1回くらいのペースで30歳のちょい前くらいは遊びでやってました。
ですから20年ぶりなんですけど、ラケットは断捨離することなく取ってあったので、当初は新たに出費するものもなく気持ちよくお誘いを受けましたけど、結局フットサルシューズ新調したので、ちょっとだけ出費がありました(汗)
バドミントンについては書きたいことは沢山あるのですが、今回のテーマからは外れるのでここまでで、以下本編となります。
バドミントンシューズ
再びバドミントンをするようになってシニアの多くの方が履いているのは、実際に型番を見たり教えてもらったわけではないのですが、最寄りのスポーツ用品チェーン店で1万円ちょっとで購入と聞いたのでヨネックスが現行生産している品番でいうと「パワークッション 66Z」相応になると思います。
メーカー小売価格は税込みで¥13、750です。
出典:【パワークッション 66Z|SHB66Z】ヨネックス(YONEX)公式オンラインショップ
「えーっそんなに高いんですか?」
というのが今回の記事のきっかけなんですけど、調べるとエントリーモデルならそれほど高くありません。
ちなみに私が現役高校生の頃に履いていたバドミントンシューズはヨネックス製で実売価格は¥3,000前後だったと思います。
デザインは気持ちソールの厚い体育館履きみたいな感じで、久しぶりに見たバドミントンシューズはバドミントンシューズには見えませんでした(笑)
今回のタイトル『バドミントンシューズなんていらない』というのは、週1回3時間ていどのプレイならエントリーモデルで十分だろというのが前提としてあります。
さらに週1回3時間ていどのプレイならバドミントンシューズじゃなくても何ら問題ないのではないかということで、私がこの9月に買ったアンブロフットサルシューズエントリーモデルとバドミントンシューズを生産販売する主要3社のエントリーモデル比較が以下表です。
使っている素材の量に大小はありますが、素材じたいは同じでメーカー小売価格にも変わりはありません。
メーカー | アッパー | ソール | 重量 | 原産国 | 小売価格(税込) | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヨネックス | 人工皮革、合成繊維 | ゴム底 | 約280g | ベトナム | 6930円 | 5000円弱 |
ミズノ | 人工皮革、合成繊維 | 合成底 | 約300g | ベトナム | 6930円 | 5000円弱 |
アシックス | 人工皮革、合成繊維 | ゴム底 | 約294g | インドネシア | 6600円 | 5000円弱 |
アンブロ | 人工皮革、合成繊維 | ゴム底 | 約235g | ミャンマー | 6600円 | 4000円弱 |
各社エントリーモデル詳細は以下リンクにてにてご確認ください。
[rakuten:supersportsxebio:11657209:detail]
[rakuten:mizunoshop:10118217:detail]
[rakuten:sportsplaza:10715990:detail]
[rakuten:soccershop-players:10003211:detail]
シューズ特性
バドミントンシューズには以下のような特性があります。
- 耐久性
- グリップ力
- クッション性
- 軽量化
- 通気性
耐久性・クッション性
上記の中で特徴的なのが耐久性とクッション性、最近では日本のトッププレイヤー達が世界で活躍することが多くなったことからテレビでもそのプレイを見る機会が増えたので、見たことのあるかたはなんとなく解ると思うのですが、1回の動作距離はテニスなどと比較すると少ないのですが、その動きを解り易くいうと8方向への反復運動+飛んで跳ねてで相当にハードです。
ひとつの動作だけをとってもシューズへの負荷が大きいため、負荷がかかる部分ごとに素材を変えたり強度をますような耐久性を備えた設計になっています。
前述した通り8方向への反復運動+飛んで跳ねてですから靴よりも履いている人間にも大きな負荷がかかりますし、それは怪我にも繋がります。それらをクッション性を高めることによって軽減させていますし、クッション性が高いということは運動性能面でもより高い効果を生みます。
より詳しく知りたい方はこちらが参考になります。
フットサルシューズ
シューズ特性
- グリップ力
- クッション性
- アッパー素材
- 軽量化
軽量化・アッパー素材
(インドア)フットサルシューズで特徴的なのはグリップ力になると思います。それ以外は基本的なデザインはサッカーシューズと変わりません。
サッカーほどではないにせよ長めの距離の連続動作となるためバドミントンと比較するとソール部分は薄く軽量化されています。
またボールを蹴るアッパー部分は人工皮革もしくは天然皮革になっていて、通気性および軽量化のために合成繊維を使うシューズとは違ってきます。
シューズ比較
クッション性比較
出典:【パワークッション 660|SHB660】ヨネックス(YONEX)公式オンラインショップ
出典:【インドア用】【人工皮革】アクセレイターサラIISLIN DESCENTE STORE|DESCENTE STORE | デサント公式 通販サイト
画像を見ての通りソール部分はバドミントンシューズの方がかなり厚いですね、特に踵の部分はかなり差がありますし、つま先部分もバドミントンシューズのほうが強度を増した作りになっているのが解ると思います。
クッション性を見るにあたってヨネックスで採用している衝撃吸収材が凄かったので紹介しておきます。その名は「パワークッション」
出典:パワークッションとは |ヨネックスウォーキングシューズ(YONEX WALKING SHOES)
なんと「7mの高さから落とした生卵が割れずに4m以上跳ね返る!」って想像できませんよね。
グリップ力
出典:【パワークッション 660|SHB660】ヨネックス(YONEX)公式オンラインショップ
出典:【インドア用】【人工皮革】アクセレイターサラIISLIN DESCENTE STORE|DESCENTE STORE | デサント公式 通販サイト
グリップ力についてはソール部分の上記画像を比較してみると、双方ともに単純なグリップ力という比較では差はなさそうです。
溝の形状はそれぞれの動きに合わせて設計されていますが、実際にフットサルシューズでバドミントンをプレイしてみても体育館のフロアに吸い付く感じで動きの面で支障を感じることはありません。
重量について
重量についてはエントリーモデルでは上の表のとおりフットサルシューズのほうがバドミントンシューズに比べて50gくらい軽くなっています。
これはバドミントンシューズがクッション性を高めるためにソールが厚くなっているからだと思います。
ひとつひとつの動作においては怪我をしにくいかもしれませんが重さによって疲労も蓄積され、それが怪我の要因にも繋がりかねないので、クッション性と重量の関係性は複雑ですね、さらにバドミントン特有の運動特性も考慮したうえで相応のデータに基づき偏らない設計になっているとは思います。
まとめ
比較してみると、やはりスポーツするうえで最も怖いのが怪我なのでバドミントンをプレイするには当たり前ですけどバドミントンシューズの方が 良いと思えてきます。
といってもそれは部活動はもちろん、バドミントンをプレイすることに相応の時間を費やすのであればです。
バドミントンシューズはクッション性が高いことで体への負担は軽減され怪我はしにくくなりますし、ひとつひとつの動作に高い効果をもたらしてくれます。
疲労に着目すると重量が増すことのほうが影響が大きいと思うのですが、クッション性があるとないでは疲労への影響もあると思うので単純に軽いほうが良いとは言い切れないですけど短時間のプレイであれば軽いほうがすこぶる快適です。
ということで週1回3時間ていどであればフットサルシューズでプレイすることに何ら問題は感じませんでした。
しかもフットサルシューズの利点として以下が挙げられます。
- メーカーが多い
- デザインが格好良い
- 安価で手に入る
上記表では私が履いているアンブロのフットサルシューズ実売価格は4000円弱としましたが私は税込みで3300円を店頭で買っています。
フットサルシューズは生産するメーカーも多く、製品サイクルも短いので型落ち製品も市場に多く出回ることもあり安価で購入できます。
そして、やっぱり格好良いです。
バドミントンシューズは運動特性を満たすためにどうしても野暮ったいデザインになってしまいがちです。これはこれで大変重要なことですが、繰り返しになりますけど、週1回3時間ていどのプレイであれば安価でデザイン性の良いフットサルシューズで必要十分だと思います。
私自身はフットサルシューズでプレイしても今のところは何ら問題を感じませんが、部活動等で毎日プレイしている学生、足腰に不安があるシニアプレイヤーは怪我をしないためにもクッション性に優れたバドミントンシューズのほうが良いかもしれません。
実際には私もどっぷりシニアプレイヤーですけど(笑)