もうすぐクリスマスですけど、クリスマスがウィークデーど真ん中ってあんまないような気がするし、例年より盛り上がってないように感じるのは歳の所為でしょうか(笑)
まぁ年寄りの戯言は放っておいてください、
前回クリスマスシーズンに乗っかって【BAND AID】を無理くり押し込みましたが、このブログでも過去には僕の好きなクリスマスソングをいくつか紹介しています。
本題の今回紹介する【ユーミン】の【ロッジで待つクリスマス】です。
映画【私をスキーに連れてって】をリアルタイムで観てるし、上映当時はガチガチのユーミン推しなのに挿入歌にもなっているのに【ロッヂで待つクリスマス】の印象が皆無に近い・・・
ちなみに【私をスキーに連れてって】の挿入歌は以下の通りです。
- 恋人がサンタクロース
- A HAPPY NEW YEAR
- BLIZZARD
- ロッヂで待つクリスマス
【恋人がサンタクロース】はこの映画とイコールみたいな位置づけだし、【A HAPPY NEW YEAR】が流れる劇中シーンも印象的で多くの人が映像とリンクするだろうし、同じく【BLIZZARD】も映像とリンクできると思うのですが、【ロッヂで待つクリスマス】はまったくといっていいほど僕のなかでは思い出せないし、そもそも挿入歌は【ロッヂで待つクリスマス】じゃなくて【雪だより】じゃなかったけ?
調べるとインストゥルメンタルバージョンが使われてたらしいんですけど、それにしてもまったく印象にありません。
映画【私をスキーに連れてって】は1987年公開されています。
挿入歌となった4曲のリリースは以下の通りです。
恋人がサンタクロース:1980年12月リリースアルバム【SURF&SNOW】収録
A HAPPY NEW YEAR:1981年11月リリースアルバム【昨晩お会いしましょう】収録
BLIZZARD:1984年12月リリースアルバム【NO SIDE】収録
ロッヂで待つクリスマス:1978年11月リリースアルバム【流線形’80】収録
雪だより:1980年12月リリースアルバム【SURF&SNOW】収録
1987年公開ですけど企画、制作はとうぜん公開より前になります。
何を言いたいかというとユーミンが映画のために書き下ろした楽曲はひとつもないんですね。
ここで・・・
過去のブログでも書いているんですけど(そんなこと知らないでしょうけど・・・)
僕の好きなユーミンのオリジナルアルバムは以下です。
リアルタイムで【荒井由実】を聴けていない世代なので、ユーミンデビューは【松任谷由実】クレジットでの2作目【流線形’80】から同作品を含む4作品がマストです。
- 流線形’80(1978年11月リリース)
- OLIVE(1979年7月リリース)
- 悲しいほどお天気(1979年12月リリース)
- 時のないホテル(1980年6月リリース)
知っている人しか知らないでしょうけど、4作品いずれもユーミン低迷期作品です。
そして、1980年12月リリースの【SURF&SNOW】です。
発売当初のセールスは直近作品と大きな差はありませんが、このアルバムが今までと違うのは市場を意識したコンセプトアルバム的要素が強かったことです。
【SURF&SNOW】以降はレコード会社として売れるもの売り易いものをリリースする方向へ傾いていったように感じてるんですね。
実際にその戦略は大当たりなんですけど、レコード(CD)セールスと反比例して以前の情景描写に秀でた絵画のようなユーミン作品は絶滅していきます。
裏付けではないですけど、TVドラマ化されたユーミン作品を並べればそれは一目瞭然のはずなんで、いずれやります。
話を戻して1978年リリースの【流線形'80】に収録されている【ロッヂで待つクリスマス】は他の3曲に比べると【私をスキーに連れてって】という流行を作ろうと意図している映画の中で馴染んでいないと感じてしまうんです。
極端な言い方になるかもしれませんが、【ロッヂで待つクリスマス】以外の3曲ありきで脚本が書かれたと言い換えてもいいくらいに感じます。
なぜ【ロッヂで待つクリスマス】がインストゥルメンタルバージョンになったかというと、この楽曲(歌詞)が商業音楽に染まることなく情景描写が絵画のようだった頃のユーミンらしさが色濃く残っているからなんだと思うんです。
楽曲じたいに明確な世界観が存在しており、【私をスキーに連れてって】の制作意図から外れているんだけど、どうしても挿入歌として使いたいという声が存在していて製作サイドは止む無くインストゥルメンタルバージョンという形で挿入歌として使ったと勝手に解釈しています。
ここまでは客観的な話ですけど、僕自身はユーミンデビューとなったオリジナルアルバム【流線形'80】に収録されたこの作品はかなり好きです。
特にこの一節が好きです。
♬熱のある日は部屋に残された~♬
ロッヂの窓の外に広がる情景を悔しそうに見つめる少女の姿が鮮明に浮かんできます。
その少女の姿も当時小学生だった僕のなかでは日本の情景が想像できなくてアルプスの雪山のロッジをイメージしてました。
まぁ世代的にはっきり言えばハイジやクララ、どっちかというとクララですね(笑)
それと、この曲ぜんたいに感じるのは心から暖まるほっこりする感覚、解り易いかどうか微妙ですけど、ハウス食品のホワイトシチューCMのような感じ、それじゃ北海道ですね(笑)
今回改めて聴き直してこうして文字に起こしていると・・・・
あ~これは【やさしさに包まれたなら】の延長線上にあったんだな~という気がしてきました。
本当なら動画紹介したいところですが、クリアなユーミン音源動画はほぼないので、気になった方は自らゲットしてください。
とりあえず【Spotify】のリンクだけ貼っておきます。
最後に僕のなかでユーミンのオリジナルアルバムジャケットで双璧の2枚を紹介です。
【SURF&SNOW】と【流線形'80】、言葉はいらないと思います。

出典:SURF&SNOW[CD] - 松任谷由実 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

出典:流線形´80[CD] - 松任谷由実 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
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