
出典:Kitamura|二折財布 PH0539 | Rakuten Fashion(楽天ファッション/旧楽天ブランドアベニュー)BA1545
【エッセイぽく書いてみる】の第1回は僕しか知りませんが予定を変更しました。
こっちの話の賞味期限が切れる前にこっちにします。
田嶋陽子さんが「『妻』という言葉は変な言葉だ。妻は刺身のツマで、何かの端っこみたい。人間の相手を妻というのは失礼」
「今はパートナーと呼ぶ。英語を使わなければならないのは日本語にないからだ。『同伴者』や『連れ合い』も変だ。『妻』は簡潔な表現が日本にはなく、性別役割分業で女は2級市民にされている。それをそのまま法律でも『妻』としているのは失礼だ。ちゃんと言葉作れよ」「協力者として立派な活動をしているのに、『妻』で学んと下げられた感じがとても頭にきた。非常に腹立たしい」
とおっしゃておりますが、僕は妻がいない公の場では配偶者の話題になると、「うちの妻は・・・」と『妻』を意識して使います。
それは他に『妻』と同義語としては『奥さん』、『嫁さん』、『カミさん』、『家内』、『相方』、『連れ』、『連れ合い』などがあるなかで、僕の感覚では『妻』が一番配偶者をリスペクトしている呼び方だと思っているから。
同伴者というのは活字でしか見ないし、音として聞いたことがないので論外です。
『嫁』、『嫁さん』という言い方はうちの妻いわく、僕の実家に入るのが前提みたいな感じがして嫌だと言っており、その感覚は大いに解るので妻に面と向かって『嫁』、『嫁さん』などと言うことはありません。
『奥さん』は僕のなかでは『嫁』、『嫁さん』より配偶者に失礼だと感じているので絶対使いません。
だって『奥』ですよ、「三歩下がって」を一文字で表現しているように感じてしまいます。
僕なりに配偶者の呼び方をリスペクトしてる順で並べると『妻』>『嫁』、『嫁さん』>『奥さん』になります。
『カミさん』、『家内』、『相方』、『連れ』とかはたまに聞きますけど、『連れ合い』は聞いたことありません。いずれも少数派だと思うので除外します。
これはあくまで公の話しであって、気の合う男友達と会っているときは、皆が配偶者のことを『嫁さん』と言います。
皆は僕みたいに深く考えるわけもなく、ただただ昭和生まれで中流の中の中流家庭に育ったら『嫁さん』になるようにも感じます。
僕は男性なので言われる女性のほうはどうなんですかね。
うちの妻は『妻』が一番良いと言ってはくれてます。
その一方で妻に聞くと、妻は僕のことを対外的に『うちの夫』で通しているらしい。『うちの主人』というのを大いに期待していたので、『うちの主人』という域には達していないらしく、まだまだ精進が足らないようです。
他にも『旦那』、『うちの旦那』、『うちの人』などが思い浮かびます、こちらも『うちの主人』と比較するとまだまだ精進が足らないように感じます。
『うちの人』はちょっと突き放された他人様扱いに感じるし、『うちの旦那』は配偶者の手のひらで遊ばれているいるように感じるし、中流の僕には『うちの夫』がちょうど良い気がします。
ここまでは第三者にたいしての配偶者の呼び方を話してきましたが、お互いの呼び方はどうなのでしょう。
よその家は知らないので我が家の話になりますが、子供がいる場ではそれぞれが『とうさん』、『かあさん』、子供が小さかった頃は『パパ』、『ママ』を使ってましたが、お互いに世帯年収が中流よりやや下家庭で育ってきたので『とうさん』、『かあさん』のほうがしっくりします。
子供がいない場だと妻は基本は『ねぇ』か『ねぇねぇ』です。
僕はというと妻と同じで『ねぇ』、『ねぇねぇ』も使いますが、ちゃんと話しているときは『君(きみ)』や妻の名前『〇子』(まる子ではない)使います。
『君』については使いながらも『君』って呼ばれるのはどうなんだろと思い、ちょっと前に聞いたことがあるんですけど「慣れた」とのことです。
「慣れた」ってことは慣れるまでは嫌だったってことでしょ?
でも、慣れたらしいので『君』という呼び方は続けると思います。
子供がいない時は『ねぇ』とか『ねぇねぇ』ですけど、過去には呼ばれたい言い方はあって『あなた』、『ねぇあなた』とかに憧れてました。
言うのも言われても嬉しい時期をお互いに超えて久しいので現状で十分ですが、他の夫婦がどう呼び合っているのか気になるところです。
話を戻して男性からの配偶者の呼び方を『妻』、『嫁』、『嫁さん』、『奥さん』、『カミさん』、『家内』、『相方』、『連れ』、『連れ合い』と例を挙げましたが、20年ほど前に5歳ほど年上の方と仕事した時期があります。
その方は仕事は出来るんですけど、風貌は冴えないほうで絶対に配偶者なんていないだろうという雰囲気を醸し出していたんで独身とばっか思っていました。
そんな方がシチュエーションはまったく覚えてないんですが、配偶者のことを『うちのワイフ』と言ったんです。
『うちのワイフ』なんて外国映画の吹き替えで聞くのと、外国映画の字幕でしか見たことがなかったし、そもそも結婚してないと思ってたし、風貌も風貌なんでそんな彼の口から『うちのワイフ』という言葉の衝撃にまさに言葉を失うと同時に『うちのワイフ』に是非とも会いたくなりました。
そこまでの付き合いではないので、会うということは叶いませんでしたが、書きながら『うちのワイフ』に改めて会いたい気持ちが再燃してきました。
『うちのワイフ』を生の声で聞いたのは以降ないんですけど、それは中流ゆえんの人間関係の所為なんでしょうかね。
最後に田嶋陽子さんが『妻』という呼び方が気に入らないとおっしゃってますが、そもそも婚姻届けを出している男女の表現で多く使われるのが『夫婦』、『夫妻』だと思うので、『妻』という呼び方は自然な表現だと思います。
どうせ文句言うのなら『夫妻』の『妻』がなんで後ろになっているのかってところを指摘すべきなんじゃないかなと思っています。
逆にしたら『妻夫』、読み方は『サイフ』ですね。
小遣い制の『夫』、『財布のひも』を『妻』に握られている『夫』からすると、まさに『妻夫』、『サイフ』という音がしっくりしてきました。
小遣い制の『夫』が『うちの主人』と呼ばれる日はくるのだろうか、道のりは険しいし、人生のゴールも刻々と迫ってきています。