社会人でも早い人はすでに夏休み中の人もいるかもしれませんね。
もう2年前になるんですけど、過去にこんな投稿をしています。
リンクでは『村田和人』と言ってますが、本当は私にとっての夏は『村田和人』と『二名敦子』の二人がマストであり双璧。
2年前になぜ『村田和人』を好きとしたかといえば世の認知度を考えると『村田和人』>『二名敦子』かなと思って投稿したんですけど、普通に考えたら50歳以下で二人を知ってる人なんて激レアですし、50歳以上でもレアなんですよね。
でも『二名敦子』を好きだったという人はそこそこいます。
だって、ウィキペデイアに名前があるくらいです(内容は薄いですけど)。
『二名敦子』との出会いは友人がバイトしてた貸しレコード屋(CDレンタルではない(笑))、友人と仲が良かったのもありますけど、当時は色んなものを聴きたかったお年頃、貸しレコードとはいえそこそこの枚数も借りるので学生の身分にしては相応の出費、まして財布の中身をすべて音楽に費やすわけにもいかなかったので・・・
気になった作品があると、安く購入したカセットテープを友人に渡して、バイトのかたわらダビングしてもらってました。
その時も遊びがてら貸しレコード屋に行くと・・・
目の前に飛び込んできたのが以下のアルバム。
画像はCDジャケットなんで、これがレコードで目立つ場所に置いてあったら否応なしに気になるでしょ。
店長さんの趣味で目立つ場所にあったらしいんですけど。
やっぱレコードジャケットって良いですよね、この頃からCDが登場してくるんですけど、やっぱ目に入ってくるインパクトが違います。
とにかくジャケットに一目惚れして友人にダビングしてもらいました。
ジャケットが気に入っただけで期待はしていなかったのですが、その予想を裏切ってくれました。
ジャンル的にはリゾート&シティポップ、ヴォーカリストとして『二名敦子』さんが特別凄いわけでもないんですけど、彼女の歌声と作品のマリアージュが凄いですし、作品を手掛けた作家人も凄い。
収録曲のほとんどで作詞を担当したのは『三浦徳子』さん、作曲は『加藤和彦』さん、『村田和人』さん、『佐藤健』さん、『野呂一生』さんなどなど、そして編曲は全曲『芳野藤丸』さんですから、レコード会社も気合いれてます。
そんな『Windy Island』でもっとも好きな曲が『April Shadow』、タイトルも夏っぽくないし、歌詞もどうかな~って感じなんですけど聴いてみればタイトルも歌詞もまったく気にならない夏がそこにあります。
作詞:三浦徳子
作曲:村田和人
編曲:芳野藤丸
『April Shadow』の間奏でサックスソロが入るんですけど、これも最高に格好良い!!
サックスは『ジェイク・コンセプション(Jake H. Concepcion)』、『二名敦子』作品のほとんどに参加しているサックス奏者、70年代~90年代にかけて『二名敦子』作品以外にも多くの人気アーティスト作品にも参加してます。
その顔ぶれを知ると『二名敦子』作品によく参加してくれたものだと思ってしまうほどです。
『二名敦子』さん名義ではこのアルバムがセカンドアルバムになるんですが、ファーストアルバムもリゾート&シティポップ、サードアルバムでも基本的には変わらないんですけど晩夏~秋~冬の要素が入ってきます。
そしてフォースアルバムでは再び夏に回帰するのですが、フィフスアルバムでは方向性を見失ったかのような作品になり、それが最後のオリジナルアルバムになっています。
ファーストアルバムはまだ手探り的な感じが残っているし、リゾートというところを意識し過ぎな感じがするのですが、セカンドアルバム~フォースアルバムに関してはまさにそれらの路線が自然体となって心地良い仕上がりにになってます。
社会人になりアナログ音源もCD化されたあとにオリジナルアルバムは全5枚持っていたのですが、結婚を機にこの手の音楽を聴くことはないだろうなとすべて処分してしまいました。
その後、子供の手が離れた頃から懐かしんで手元に戻そうとしているのですが、けっこうなプレミアがついてしまっています。
2009年にはビクターからベスト盤『ゴールデン☆ベスト 二名敦子』、2013年、2014年にタワーレコードでファーストアルバム~フォースアルバムまでを限定復刻発売しました。
2009年のベスト盤は購入しましたが、タワーレコードの復刻限定版発売は気付いたのが遅くて、一番欲しかったサードアルバム『Naturally』は入手できず、次に欲しかったセカンドアルバム『Windy Island』は入手し直しました。
※『Naturally』は後日ヤフオクでけっこうな値段で落札しました(汗)
復刻限定版ファーストアルバム~サードアルバムは新品(CD)での入手はほぼできません。フォースアルバム『him』はタワーレコードでも購入できます。
ダウンロード版はあります。
上記の通り(CD)メディアは入手困難ですけどダウンロード版はありますので、多くの人に、この夏『二名敦子』さんを初体験してもらいたいものです。