
出典:映画『国宝』公式サイト
前説
前回の投稿で宣言した通り【国宝】観てきました。
いつもいく劇場は予約していくことがないのですが、念のために予約しました。
予約したのは上映時間の20時間ほど前、残りは10席ていどでしたが、前回とほぼ同じような席(前から4列目の端)を確保できました。
当日に劇場に早めについて、まったりと映画とまったく関係ない本を読みながら上映時間を待ちます。
【国宝】の入場開始のアナウンスとともに列をつくるのは、今までに見たことのない風景でした。
70歳オーバーっぽい女性グループがけっこういることに驚きました。
それにしても平均年齢は高い、さらに女性比率も高いし、劇場で映画を観るのは久しぶりといった空気も溢れてます。
【国宝】が大ヒットしている理由のひとつが分かった気がしました。
ちなみに妻が長年師事している陶芸の先生(70代)はすでに6回観に行ってます。
ランキング
週間ランキング、週末ランキングは以下になります。
いずれもTOP5までしか載せないので、6位以下はリンクをご確認ください。
週間、週末ともに1位は【鬼滅の刃】ですけど、公開から2ヵ月以上経過してもTOP5圏内を維持している【国宝】はやっぱ凄いですね。
週間ランキング

出典:8月15日~8月21日 週間映画ランキング - CINEMAランキング通信
週末ランキング

出典:8月22日~8月24日 今週の映画ランキング - CINEMAランキング通信
レビュー
主要レビューサイトの評価は興行成績ほど高くはないのに驚きました。
【フロントライン】と比較しても何れも僅差です。
まぁ、でもこれを推測しますと・・・
レビューに書き込む男女比率の差であって、映画館に足を運んだ女性がレビューをマメに書き込めば、もっと高いポイントになったようには感じます。
Filmarks
評価:4.3
レビュー数:15,107件
映画.com
評価:4.2
レビュー数:15,107件
Sugarlesstime
評価:4.5
ストーリー的にはそんなに驚くものでもなく、要所要所は抑えていて可はあっても不可なくという感じですが、なんとなく見聞きする芸能界の裏側(世襲とか反社との関係とかタニマチとか)をしっかり散りばめてあってそこは好印象でした。
ここからが本番です。
私に刷り込まれた映画というのはエンターテインメントであって、解り易く言えばハリウッド映画なんですね。
自宅では経験できない大きなスクリーンで観ることに価値観を見いだせるのがハリウッド的な映画だと思っています。
今まで日本の実写映画で大きなスクリーンで見たいと思わせる映画というのは、私の観た作品に限れば戦争もの(特に戦国時代もの)くらいのような気がします。
大きな屋外セット、多くのエキストラがスクリーンに映し出される迫力は圧巻でした。
最近はハリウッド作品より日本映画のほうが良いものが多くて、観る作品も日本映画ばかりなんですが、大きなスクリーンである必然性を感じる実写映画といえば、やはり戦争ものばかりでした。
ハリウッド、ハリウッドした作品は大きなスクリーンで観てこそってものが多いんですけど、最近はそれだけのような気がしてほぼ観てません(笑)
【国宝】についてですが、戦争ものでない日本の実写映画で大きなスクリーンである必然性を初めて感じました。
もちろん映像全般の迫力において大きなスクリーンであって然るべきと感じましたし、それよりも強く感じたのは【吉沢亮】をはじめとする多くの演者の熱量を受け止めるには小さなスクリーンで収まるわけもなく必然的に大きなスクリーンが必要不可欠だったように思えます。
それは歌舞伎というものにたいしての知識や造詣の深さがない私でも感じられるほどの迫力であったり、圧力にも近いものがスクリーンから発せられ続けたのですから。
【国宝】という作品は大きなスクリーンの使い方を従来のハリウッド的なものではなく、新しい使い方を提示した意欲作であり、それは制作側にも演じる側にもこれからの映画の在り方や日本映画の底力を伝えたかったようにも感じた次第です。
それでも5点満点にしなかったのは後述します。
まとめ
エンターテインメントとしては大満足だったのですが、上記リンクとも関係するのですが、貧乏性なのでただのエンターテインメントでは満足できないんですよね。
作品が知見(知識)として蓄積できたり、観終わった後にこれからの生き方に影響を受けるような付加価値を求めてしまいます。
前回投稿した冒頭リンクの【フロントライン】はエンターテインメント性には欠けるけど、自分が求める付加価値が存在しました。
【ラーゲリより愛を込めて】は世間的には概ね高評価を得た作品でしたが、付加価値を期待して付加価値を求めて観た自分にとっては、かなり残念な作品でした。
【国宝】に話を戻すと、レビューにも書きましたが、今まで大きなスクリーンで観る必然性を感じる日本映画といえばアニメであったり、CG作品であったり、VFX作品であったり、実写映画に限れば戦争ものにしか感じませんでした。
【国宝】はそれらと異なるジャンルなのに、日本の実写映画なのに、大きなスクリーンで観る必然性を超えて、大きなスクリーンでしか観てはいけないくらいのもの感じましたし、そこには今まで観てきた大きなスクリーンで観る必然性や価値観を覆すものを感じた次第です。
それと、ほぼ3時間の本作品ではトイレが心配と巷では言われてますけど・・・
映画が始まってしまえば、終わるまでトイレのことなんて気にならないですよ。
責任は負いませんけど(笑)
おまけ
作品中にもっとも驚いて嬉しかったことを最後に・・・
な・な・なんと私の3台目のマイカー【カリーナED】が作品中に登場してます。
歌舞伎をテーマにした作品で【カリーナED】ですよ。
知っている人は知っていると思いますが【カリーナED】の【ED】は【Exciting Dressy】の略ですからね、気が利いてます(笑)