sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

久遠チョコレートの美しさと美味しさと企業理念

 

本当は前回の投稿前に準備してたんですが、前回のようなことがありまして遅くなりました。

www.sugarless-time.com

 

そして2月ももう終わり、3月になってしまいました。

終わってしまいましたが2月最大のイベントと言えばバレンタインデー。

そんな2月を前にとても気になる投稿をしてくださった『OTSHOKOPAN』さん

ot-icecream.hatenablog.com

 

チョコレートが美味しそうなのはもちろんなのですが、生産する『久遠チョコレート』の試みもとても気になり、同じ神奈川県内でも横浜でも鎌倉でもない県央というか県西というか県南というかそんなところに在住の我が家からは遠い横浜・妙蓮寺、それでも行きたくなりました。

といってもバレンタインデー前なので、2月14日が過ぎたら行こうと決意に至ったと思ったら、これもやっぱバレンタインデー前だからなんでしょうけど。

BS朝日で『久遠チョコレート』が取り上げられました。

www.bs-asahi.co.jp

 

番組内で取り上げられた時間は長くはありませんでしたが、 『久遠チョコレート』代表の『夏目浩次』さんのインタビューはとても興味深いものでした。

 

現在『久遠チョコレート』は全国27店舗、53拠点で事業を展開しています。

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出典:Magic of Chocolate|QUONチョコレートプロジェクト

 

そんな『久遠チョコレート』 は3つのこだわりがあります。

  • 素材のピュア
  • 作り手の多様性
  • 日本の再探求

この3つのうち私がとくに気になったのは『作り手の多様性』

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出典:Magic of Chocolate|QUONチョコレートプロジェクト

 

BS朝日で放送された内容もこの『作り手の多様性』にフォーカスをあてていました。

全国27店舗、53拠点で働く人の数はおよそ500人、うち何らかの障害を持つ人の数はおよそ300人と全体の約60%を占めています。

これは国の『障害者雇用促進法』で定める2.2%を大きく上回るという表現がしっくりしないほどの驚くべき数値です。

そして、素晴らしいのが『久遠チョコレート』で働く障害を持つ人達の給与が健常な人達と変わらないということです。

 

唐突ですけど、

我が家の次男には知的障害があり、2年前の春に養護学校を卒業し、県内の障害者福祉作業所で働き始め、もうすぐ丸二年になります。

 

毎日9:00から何度かの休憩をはさみ16:00まで実働7時間弱の労働をしたうえで毎月の給与は直近で手取り2万円ちょっと、定期昇給もありますが、これが20万円とかになることは絶対ありません。

 

これは次男が通う作業所に限った話でななく障害福祉作業所としてはごくごく標準的なものです。

 

BS朝日の番組の中で『久遠チョコレート』代表の『夏目浩次』さんはこの障害福祉作業所の現状を変えていきたい思いを語ってくれてました。

 

『OTSHOKOPAN』さんの投稿で『久遠チョコレート』を知り、美味しいだけではなく、障害者雇用を積極的に行っていることは予備知識としてありましたが、障害者雇用については単なる話題作りなんじゃないかと思っていたのですが、BS朝日の番組の中で『夏目浩次』さんの言葉はもちろん、経歴を知るにつれチョコレートは食べたこともなく映像で見ただけなんですけど『久遠チョコレート』という企業が好きになった次第。

 

今までは私は現役で働いてますし、次男の月給与が手取り2万円であっても、それほど気にもとめてませんでした。

 

なぜなら、次男本人が毎月2万円を使うかといったら、親元で暮らしている限り2万円でも我が家の次男にとっては必要十分な額なのです。

(友達同士で遊びに出かけて美味しいものを食べたり、友達と飲みにいったり、ブランド品を欲したりなどなど次男には無縁なのです)

 

それに私としては養護学校卒業後に次男が日々を過ごす場所が出来たということのほうが毎月の給与よりもより重要だったのですから。

 

『夏目浩次』さんの言葉よりさらに印象的だったのは『久遠チョコレート』で働く障害者へのインタビューでお金の使い道について、インタビューに答えた方はもらった給与で借りている部屋の賃料、そして生活費として使っていると言ってました。

 

そうです、障害者であっても自立して生活していくには相応の給与が必要だということを改めて気づかされました。

 

また、今は忙しいらしく投稿が止まっていますが、同じ障害を持つ子の親として楽しく拝見させていただいていた『早乙女ジュン』さんのおっしゃっていることがあらためてわかった気がします。

jyunsaotome.hatenablog.com

 

この話は後日あらためて書いていきたいテーマでもありますので、今回はここらで止めておきます。

 

チョコレートの美しさと企業理念を少しでも応援すべくバレンタインデーが終わった2月20日(土)に同じ神奈川県内でも横浜でも鎌倉でもない県央というか県西というか県南というかそんなところに在住の我が家からはそこそこ遠い横浜・妙蓮寺の『久遠チョコレート横浜店』に行ってきました。

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出典:Google マップ


最寄り駅は東急東横線の『妙蓮寺駅』、横浜から各駅停車で4駅、時間にして7分らしいです。

私は車で行きましたが『久遠チョコレート横浜店』近辺には一箇所コインパーキングがあるだけですので電車のほうが便利な方はそちらをお薦めします。

そして、もう少し店舗も大きいかと思っていたのですが、商品をゆっくり見ようと思ったら入店は二人までといった具合でした。

 

それでもお目当てだったテリーヌは定番を中心に数えていませんが20種類弱くらいはありましたでしょうか、応援目的もあるので全種類買おうかとも思いましたが、6種類をセレクトしました。

 

画像は冒頭の『OTSHOKOPAN』さんリンクのほうが美しいのでちゃんと見たいかたはそちらを見てください。

購入したのは以下の6品

  • QUONテリーヌ ベリーベリー
  • QUONテリーヌ 出島珈琲 加加阿ホワイト
  • QUONテリーヌ アーモンドプラリネ
  • QUONテリーヌ  ベトナム56%ペカン
  • QUONテリーヌ ノアール(コロンビア54%)
  • QUONテリーヌ 柿

 

下画像はベリーベリー

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有料箱詰めもできますが、袋詰めにしてもらいました。

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 袋詰めでも洒落ていますよ。

 

価格は1枚あたり230円(税抜)ですが、6枚だと1220円(税抜)

 

自宅に戻り、たまたま帰ってきていた長男、妻と3人で少しずつシェアしながら堪能、美味しくいただきました。

私的には『柿』と『ベリーベリー』がより美味しかったです。

 

本当に食べてもらいたかった次男は好き嫌いが多いこともあり一口も食べませんでしたけど(笑)

 

『久遠チョコレート』公式はこちら

quon-choco.com

 

 

 

 

最後に障害者を持つ親としてこちらも大変興味を持ちました。

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出典:JOIN US! | Magic of Chocolate|QUONチョコレートプロジェクト

 

 

 

  

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