sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

『願わくば、我に七難八苦を与え給え』ー『山中幸盛(鹿助)』

 

 

『願わくば、我に七難八苦を与え給え』で

有名な『山中幸盛』、通名である『鹿助』、

『鹿介』、『鹿之助』、『鹿之介』の方が

耳にした機会は多いと思います。

 

ここででは『山中幸盛』で通します、

タイトルにもした『願わくば、我に七難八苦を・・』

が思い浮かんだのは、現在進行形で人類を脅かす

新型コロナウイルス』について考えるとき

この言葉が自然と浮かんできました。

 

戦争を知らない世代にとっては初めて

経験する『七難八苦』です。

 

山中幸盛とは?

詳細を知りたい方はウィキペディアで・・・

ja.wikipedia.org

ざっくり!?説明しますと・・・

16世紀戦国時代から安土桃山時代の武将で、

『毛利家』によって滅ぼされた

『出雲の国』『尼子家』の家臣です。

生没年は1545年から1578年、

『毛利家』により『尼子家』が滅ぼされたのは1567年、

そこから一家臣であった『山中幸盛』は『尼子家』再興のために

大きなくくりでは3度『毛利家』に敵対したことで知られます。

 

『願わくば、我に七難八苦を与え給え』

この明言は『山中幸盛』の言葉として今は流布されていますが、

当時の文献にそのような記述は残されていません、

そもそも『七難八苦』とは・・・

様々な苦しみや困難のこと。 
七難は観音経においては大火の難、大水の難、羅刹難(風難)、
刀杖とうじょう難、悪鬼難、枷鎖かさ難、怨賊難。 
ただし、経典によって異なる。 
八苦はすべての生物に存在する根本四苦である生死老病と、
人に存在するとされる親愛なる者との離別の苦、
恨み憎む者とも会わねばならない苦、求めるものが得られぬ苦、
五感より生ずる苦のこと。 
戦国時代の尼子家家臣であった山中鹿之助
三日月に「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と祈ったことで有名。 
山中鹿之助はその理由を「自らの成長を苦難によって試したいのだ」
と語ったとされる。 類義語に「艱難辛苦」「四苦八苦」など。

出典:七難八苦とは - 四字熟語

 

『願わくば、我に七難八苦を与え給え』という名言の出処はというと、

昭和12年度から使用された『小学国語読本指導書.尋常科用 巻9』

に掲載された『三日月の影』の中にその言葉が確認できます。

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dl.ndl.go.jp

コマ番号118/240にて確認できます、

興味のある方はリンクを覗いてみてください。

 

昭和12年といえば日中戦争に突入した年、そして太平洋戦争へと

向かっていくのですが、日本の学校教育、日本の様相が

垣間見えてきます、そんな時代にこれを読んだ少年少女の心に

残り今でも多くの人が知ることとなったようです。

 

参考までに2016年の『産経ニュース』に『松本清張

歴史小説山中鹿之助』の文庫化にともない掲載された

文芸批評家、都留文科大学教授・新保祐司の『正論』のリンクです。

www.sankei.com

 

 

歴史好きの人には馴染みのある『山中幸盛』ですが、

興味のない人にはまったく馴染みのない名前だと思いますが、

その生き方は多くの偉人たちにも評価されており、

また著名な作家も彼を主題とした作品を発表しています。

主なところでは以下の通りです。

池波正太郎:『英雄にっぽん 小説山中鹿之介』(1971年)

松本清張: 『山中鹿之助』(2015年)

南條範夫:『出雲の鷹』(1980年)

南原幹雄:『名将 山中鹿之助』(2007年)

童門冬二:『小説 山中鹿介』(1997年)

中山義秀:『山中鹿之介』(1988年)

 

ちなみに私の手元には『南條範夫』の『出雲の鷹』が

あります、上下巻で読みごたえもありました。

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レビューはこちら・・・

bookmeter.com

 多くの偉人に評価され、多くの著名作家も題材にした

山中幸盛』、馴染みのない方は『外出自粛』を

強いられる今、読んでみてはいかがでしょうか。

 

きっと何かを感じられると思います。

 

もしかしたら・・・

麒麟がくる』でも登場するかもしれないし・・・

 

『医療従事者』でない我々にできることは

『感染』しないための『予防』です、

『マスト』だからね!!

 

(了)