タイトル【NARAYA CAFEとわたし】といっても、わたしが思い込んでいるだけの話です。
お店のオーナーさんの縁者でも特段親しいわけでもありません。
かといってオーナーさんとまったく面識がないわけでもなく、もしかしたら私のことを覚えていてくれるかもしれないし、覚えていないかもしれないけど、これから書くことをお話したこともあるやもしれません。

趣味の域を超えて陶芸に勤しむ私の妻、その作品は馴染みのカフェに置かせていただいたり、依頼された物を作ったり、イベントに出店したりしています。
そして、1年ないし2年に1度タイトルの【NARAYA CAFE】ギャラリーでも展示会をさせていただいてます。
私も展示会をさせていただいたおりには展示品の補充がてら【NARAYA CAFE】でまったりとした時間を過ごさせていただいています。
そんな【NARAYA CAFE】ですが、妻の展示会をさせていただいているのはもちろんですが、思い入れもあり紹介します。
詳しくは【NARAYA CAFE】の公式をくまなく見ると解ることですけど(笑)
今から30年以上前、今では初任給で両親にプレゼントやリッチな食事に招待といった話をよく見聞きしますが、その頃は私の周りではそんな友人はいませんでした。
初任給で両親にプレゼントはしませんでしたが、両親の銀婚式にまだまだ社会人になりたてで薄給の兄妹が折半でプレゼントしたのが箱根宮ノ下【奈良屋】への宿泊招待、いくら払ったかは詳しくは覚えていませんが、江戸時代からある老舗旅館、明治天皇も皇后と一カ月近く滞在したこともある老舗旅館ですから、一泊とはいえ薄給の兄妹にとっては相応の額だったことは記憶しています。
また、初めて両親に自分たちで稼いだ給与から相応のプレゼントをしたということもあって妹ともども今も覚えていますし、父はすでに鬼籍に入っておりますが、母は今でもその時のことを鮮明に覚えてくれています。
そんな思い入れのある【奈良屋】が2001年に閉館したさいは、いつかは私たち夫婦が子供たちに宿泊をおねだり(笑)しようと思っていたので悲しい気持ちになったことも今も覚えています。
【奈良屋】についての詳細はいつも通りウィキペデイアでどうぞ・・・
両親への宿泊プレゼントから10年余に【奈良屋】さんは閉館します。
概要は上記リンクにも書かれていますが、業績不振による閉館ではなく、相続税等の問題が起因となったようです。
以下は明治時代?江戸時代?の奈良屋旅館鳥瞰図です。
閉館時の敷地面積、施設がどれほどあったかは解りませんが、相続税が払えないというくらいですから相応の規模が残っていたと思います。

出典:ナラヤと宮ノ下 - NARAYA CAFE - ナラヤカフェNARAYA CAFE – ナラヤカフェ
それから、数年後(正確には覚えていませんが、10年くらい前だと思います)に妻のもとに手作り仲間から箱根宮ノ下の【NARAYA CAFE】ギャラリーで展示会のお誘いが・・・
【箱根宮ノ下】、【ならやかふぇ】のワードでもしかしたらという期待が膨らみます。
そして、妻の展示会を見がてら、オーナーご夫妻に挨拶がてらにお話しした際に、もしかしたらの期待は予想を裏切られました。
裏切られたとゆうのは・・・
【NARAYA CAFE】は【奈良屋】に縁のある方とか有志の方が【ならや】の名前を残すべく開業されたとばかり思っていました。
ところが・・・なんと・・・
オーナーご夫妻(ご主人)は【奈良屋】閉館時のオーナーのご子息ということで、期待を超えてきたので、その場では言葉にはできませんでしたけど、オーナーご夫妻の気持ちとか心意気とか使命感とか思うと・・・うまく言葉にできません(笑)
【NARAYA CAFE】開業の経緯は以下のリンクに詳しくのっていますので、是非見てみてください。
上記記事は3年前のもので、リンク内に店内の様子も紹介されていますが、今ではプライベート・サウナもありますよ。
【NARAYA CAFE】公式には可愛いイラストで店舗全体の様子が見れます。


出典:カフェについて - NARAYA CAFE - ナラヤカフェNARAYA CAFE – ナラヤカフェ
カフェでオーダーしたものは店内各所に設置されたテーブル・椅子で飲食できます。
全体図にある足湯でもOK、足湯は全体図には隠れていますが階下にもあります。
足湯は前述したとおり全体図のカフェとショップの間にある建物の階下にありますが、その階下には小さい子も退屈しないキッズスペースなどもあります。
こちらに掲載された画像でご確認ください。
ギャラリーはというと・・・

出典:ギャラリー - NARAYA CAFE - ナラヤカフェNARAYA CAFE – ナラヤカフェ
ギャラリーは箱根登山鉄道宮ノ下駅から降りてくると自然に視界に入ってきます(宮ノ下駅に向かって登っていっても同様です)。
こちらのギャラリーで妻作成の陶器が1年ないし2年に1度の割合で1カ月ほど展示されます。
また、奈良屋旅館で使用していた食器は常設展示されています。
偉人たちが使用した食器に出会えるかもしれませんよ。
繰り返しになりますけど宮ノ下駅への上り下りの際に自然と視界にはいってきます。
個人的な思い入れもありますが、これからの季節ますます箱根は魅力あふれたエリアになります。
ゆえに先日行った際も外国の方々(春節終了後に行って来たので、欧米の方々ばかり)も多いことにビックリもしましたが、日本人として嬉しくも感じたので、そういう気持ちを多くの人にも体感して欲しいです。
そして、【NARAYA CAFE】にお立ち寄りください。
ちなみに、私は箱根に比較的近い場所に住んでいるし、終日箱根に滞在することもないので、いつも車で行ってしまいますが、箱根を終日満喫するのなら、公共交通機関を利用したほうが、より箱根を満喫できる気がします。
宮ノ下駅を利用される人達の姿を見るにつけ、たまには電車で来るのもいいかな~しみじみと思った次第です。