先日、ランチタイムに別件の用事があり、ランチをゆっくり食べる時間がなかった際に【松屋】を利用したときの話です。
ちなみに私の好きな牛丼チェーンランキングは・・・
吉野家とすき家はいつまでもタレント使った広告になんて金かけてないで、商品で消費者を呼び込むことにお金をかけていただきたいと切に思っております。
味について言うと、すき家の牛丼は甘いし化学調味料がしこたま入っているような味がして好きになれないんですけど、周辺に飲食店がすき家しかない場合に限っては利用します。
ここまでは私の嗜好の話なので本編とはいっさい関係はございません。
ちなみに3社の店舗数は下記リンクを見る限りでは・・・
ですき家が圧倒しているようです。
ここからが本編です。
松屋を利用している人はご存知かと思いますが、飲食チェーン店の多くは券売機かタブレットになっていますが、松屋は入店時に券売機で食券を買うシステムになっています。
今回の話が何かというと券売機とヒトの話になります。
ちなみに松屋の券売機は巷では使いにくいと不評らしいです。
確かに初めて使った時は少々戸惑った記憶がありますが・・・
私が出入口近く(券売機近く)の席で牛めし(牛丼)&サラダをろくに咀嚼もせずに胃に流し込み終わる頃に、見た感じ80歳前後の男性が入店してきました。
券売機の近くの席だったので、彼が使いにくいと評判の松屋の券売機前でフリーズして私に声をかけてきたら急いでいるので本当は面倒くさいけど、良いことをするとしばらくは幸せな気分に浸れるとという自己欲求のために親切に教えてあげようと身構えたのですが・・・
彼はフリーズすることなくサクサクと券売機を操作して食べたいものの食券を購入しました。
私が彼の前に登場する機会は失われたとガッカリしたのも束の間、
彼は店内に響くような声(私はすぐ近くなのでそう感じただけかもしれません)で
「牛めし2枚出てきちゃったよ」と相応の声量で叫びました。
そして、そのまま彼はその食券を持ち、奥の調理場にいるスタッフのところに年齢を感じさせない歩様で進んでいきました。
彼とスタッフがその後どうなるのかがとっても気にはなりましたが、すでに私の目の前に置かれた物は無機質な器と化していたので、私はそのまま店をでました。
松屋から炎天下のなかオフィスに戻る途中で思い出したのです。
「牛めし2枚出てきちゃったよ」
という彼の言葉を推測すると・・・
彼は自分は間違っていない、券売機の誤動作によって「牛めし」の食券が2枚出てきたという主張であったことに・・・
100%とは言い切れませんが、「牛めし」の食券が2枚出てきたのは券売機の誤動作ではなく、限りなく100%に近い確率で彼の券売機の”誤操作”だと思います。
そうです。
前回の投稿でも書きましたが、
ブレーキとアクセルの踏み間違いで情報番組のコメンテーターが言ってたことと同じです。
お年寄りは自分は間違っていない、機械が間違っているという思考回路になっている。
ゆえにブレーキを踏んだと意識したら、それが本当はアクセルであったとしても
自身の誤操作ではなく車の誤動作なってしまう。
彼の券売機操作をすべて見ていたわけではありませんが、たぶん彼は誤った操作をしたんだと思います。
彼は思惑とは別に誤った操作をしましたけど、あまり賢くない券売機は彼が誤った操作をしたということを認識しません。
券売機はヒトの思惑を理解するほど賢くはないですけど合計金額表示はするので、ありがちですけど、彼はそれらの表示を確認もしなかったのでしょう。
券売機からしたら彼が操作したことに忠実にしたがっただけで間違っていません。
それでも、彼は機械が間違ったと主張します。
これは年齢だけの問題ではないかと思いますが、このようなシチュエーションのときに
自分に誤操作がなかったかをあなたは振り返れますか?
私はいまのところ振り返れます(笑)
ブレーキとアクセルの踏み間違いは人の命も奪いかねません。
券売機の誤操作で人が死ぬことはほぼないですけど、身近なところで自らの誤操作を振り返ることもせずに機械の所為にしだしたら年齢に関係なく自動車免許返納の時期かもしれません。
ということを松屋で感じたしだいです。
最後にソフトウェア・エンジニアの立場から前言を覆すようで申し訳ありませんが、機械も100%正しいわけではありません(汗)
それと、やっぱ松屋の券売機は操作が解り難いし、誤操作し易いですけど・・・