sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

サッカー『オランダ』代表の勝負弱さがまた累積されました。

 

出典:KNVB.nl: De officiële website van de Koninklijke Nederlandse Voetbalbond | KNVB

 

前説

サッカーオランダ代表がワールドカップカタール大会でまたも私の期待を裏切りアルゼンチンに負けた2022年12月10日に下書きしてます。

サッカーネタもそこそこ書いてますが、2022年ワールドカップカタール大会については初投稿になりますし、アップする頃には大会が終わってるかもしれません(笑)

 

FIFAワールドカップが多くの日本国民にとって身近な存在になる前から観てきました。

 

最初に観たのは1982年スペイン大会、そして1986年メキシコ大会、1990年イタリア大会、このあたりまではなんとなく第二次世界大戦の同盟国だからなのか?流し見してた記憶がある『ダイヤモンドサッカー』の影響なのか解らないですけど、国としては『旧西ドイツ』、そして第二次世界大戦ではドイツに侵略された『ポーランド』を応援していました。

 

最初に観た1982年スペイン大会、この大会でサッカーに魅了され今に至るのですが、最初に魅了されたのはポーランド代表チームと同代表の『ボニエク』。

国と国とのプライドをかけた戦いというのをポーランド代表を通して目にしてからのような気がしてます。

pl.wikipedia.org

 

魅了されたきっかけはポーランドですが、代表チームとしてはやはり『旧西ドイツ』、『カール・ハインツ・ルンメニゲ』や若かりし頃の『ローター・マテウス』のプレイも好きでしたね、1986年は『マラドーナ』の大会だったのですが、凄いのは解るんだけど凄すぎて気持ちが入り難かったかな(笑)

 

1990年のイタリア大会で『マテウス』、『クリンスマン』、『ブレーメ』などを擁する『西ドイツ』が決勝で『アルゼンチン』に1986年大会の雪辱するとともに、『西ドイツ』としては最後となるワールドカップを制したところで私の『西ドイツ』熱も冷めました。

 

それでも今に至ってもサッカー魅了されたきっかけを作ってくれた『ポーランド』、『ドイツ』の両代表チームは気になる存在であり続けています。

 

まぁここまでは本題ではありません。

『西ドイツ』、『ポーランド』に代わって私が魅了されたのは『オランダ』です。

1988年にオランダ代表として初のビッグタイトルとなるUEFA欧州選手権を制し1990年のイタリア大会も期待されたのですが、中心選手の怪我などもあり、ワールドカップでは期待通りの成績を残せず、そもそも1990年のイタリア大会は私が『西ドイツ』しか観てないというのもありましたけど、1990年時点では私の中では大きな存在にはなっていませんでした。

 

1992年のUEFA欧州選手権、優勝したのは『シュマイケル』、『B・ラウドルップ』を擁する『デンマーク』でしたが、ここで私にとって唯一無二のサッカー選手『デニス・ベルカンプ』が国際大会デビューし、ここから私のなかの『オランダ代表』がスタートしました。

en.wikipedia.org

 

国際大会成績一覧

以下が1982以降のオランダ代表の国際大会での成績になります。

FIFAワールドカップ UEFA欧州選手権
開催国 結果 開催国 結果
1982 スペイン 予選敗退 1984 フランス 予選敗退
1986 メキシコ 予選敗退 1988 西ドイツ 優勝
1990 イタリア ベスト16 1992 スウェーデン ベスト4
1994 アメリ ベスト8 1996 イングランド ベスト8
1998 フランス ベスト4 2000 オランダ/ベルギー ベスト4
2002 日韓 予選敗退 2004 ポルトガル ベスト4
2006 ドイツ ベスト16 2008 オーストリア/スイス ベスト8
2010 南アフリカ 準優勝 2012 ポーランド/ウクライナ グループリーグ敗退
2014 ブラジル 3位 2016 フランス 予選敗退
2018 ロシア 予選敗退 2021 ヨーロッパ ベスト16
2022 カタール ベスト8 2024 ドイツ -

 

勝負弱さの軌跡

1992年欧州選手権スウェーデン大会

ベルカンプの国際大会デビューとなった大会。

グループリーグで1990年ワールドカップ優勝国『ドイツ(旧西ドイツ)』に3-1で勝利、決勝リーグ(準決勝)では優勝したデンマークにリードされるも後半86分に『ライカールト』のゴールで追いつくも延長戦のうえPK戦になり敗退。

これが私のなかのオランダ代表の勝負弱さのスタート(笑)

1992年オランダ代表メンバー
No. 選手名
1 ファン・ブロイケレン
2 ファン・アーレ
3 ファン・ティヘレン
4 クーマン
5 ブリント
6 ボウタース
7 ベルカンプ
8 ライカールト
9 ファン・バステン
10 フリット
11 ファント・シップ
12 キーフト
13 メンゾ
14 ロブ・ビチュヘ
15 ヴィンター
16 ボス
17 フランク・デ・ブール
18 ヨンク
19 ヴィスカール
20 ロイ

 

1994年ワールドカップアメリカ大会

今も酷暑の中の最低の大会と語り継がれる大会。

この大会で多くの人の印象に残っているのは決勝のPK戦、『バレージ』、『R・バッジョ』の失敗によりブラジルが優勝した大会でしたが、私の中ではなんといっても準々決勝の『オランダvsブラジル』が今大会最高の戦い、オランダを応援してたからとかじゃなく、客観的に見ればアメリカ大会でのベスト・バウトです。

 

大会開始時からブラジルが優勝候補の最右翼で、さらに酷暑も手伝ってブラジルとの対戦国はいずれも守備的な戦い、決勝のイタリアも同じように守備的だったのに対してオランダだけは準々決勝でやりあいます。

やりあいますといっても、ブラジルに押し込まれることは多かったのが事実、それでも極端に引きこもって守備的な戦いからカウンター頼みみたいな戦い方を選びませんでした。

 

そもそも本大会のオランダはベルカンプという期待の選手は出てきてましたが、1988年欧州選手権を制したさいのオランダトリオ『ファンバステン』、『フリットグーリット)』、『ライカールト』といったまだまだオランダの中心であるべき選手のうち『ファンバステン』は怪我、『フリット』は監督との意見対立で辞退など前評判も高くなく、グループリーグもなんとか突破したような感じだったんですけど、準々決勝のブラジル戦だけはオランダらしさを遺憾なく発揮してくれました。

 

そんな戦いかたもあって前半に『ロマーリオ』、後半に『ベベット』に得点され、2-0となるものの『ベルカンプ』、『ヴィンター』と得点を重ね2-2としてからは明らかに流れはオランダという状況に持ち込み、さらに押せ押せで試合を優勢に進めるなか『ブランコ』にFKを決められ負けてしまう。

1994年オランダ代表メンバー
No. 選手名
1 デ・フーイ
2 フランク・デ・ブール
3 ライカールト
4 クーマン
5 ビチュヘ
6 ボウタース
7 オーフェルマルス
8 ヨンク
9 ロナルド・デ・ブール
10 ベルカンプ
11 ロイ
12 ボスマン
13 ファン・デル・サール
14 ファン・ホッベル
15 ブリント
16 ニューマン
17 タウメント
18 ファルクス
19 ファン・フォッセン
20 ヴィスカール
21 デ・ウォルフ
22 スネルデルス

 

1998年ワールドカップフランス大会

今も語り継がれる準々決勝でのアルゼンチン戦でのベルカンプの決勝ゴール、そしてその勢いでむかえた準決勝は『ロナウド』擁する『ブラジル』との一戦。

ロナウド』に先制され、残り時間も少なくなるなかで値千金の『クライファート』の同点ゴールで延長戦までもつれ込んだ戦いはPK戦となりオランダは敗退、アメリカ大会でも感じたのだが、どの競技にしても追いついた側のほうに勢いがあり、勢いのまま勝ち切るというのが感覚的には多いと思うのだが、オランダ代表にはそれが当てはまらない。

まして準々決勝でアルゼンチンに良い勝ち方をしてのブラジル戦だったので、余計に普通でないオランダ代表というのをここで垣間見た気がした。

そして3位決定戦ですが、ここもオランダ代表らしかったです(笑)

1998年オランダ代表メンバー
No. 選手名
1 ファン・デル・サール
2 ライツィハー
3 スタム
4 フランク・デ・ブール
5 ニューマン
6 ヨンク
7 ロナルド・デ・ブール
8 ベルカンプ
9 クライファート
10 セードルフ
11 コクー
12 ゼンデン
13 オーイェル
14 オーフェルマルス
15 ボハルデ
16 ダーヴィッツ
17 ファン・ホーイドンク
18 デ・フーイ
19 ファン・ブロンクホルスト
20 ヴィンター
21 ハッセルバインク
22 ヘスプ

 

2000年自国開催ののUEFA欧州選手権で『ベルカンプ』は代表から引退、2002年日韓ワールドカップには『オランダ代表』の名前はありません。

再び世界で『オランダ代表』の強さを見るには2010年南アフリカ大会まで待つことになります。

 

2010年ワールドカップ南アフリカ大会

スナイデル』、『ロッベン』、『ファン・ペルシ』とタレントに恵まれた南アフリカ大会、グループリーグでは日本と同グループでトップ通過、準々決勝でブラジル、準決勝でウルグアイを破るも決勝は延長戦のうえスペインに敗退、大会を通して絶対的エース『ファン・ペルシ』が精彩を欠いたのが本当に悔やまれてなりません。

2010年オランダ代表メンバー
No. 選手名
1 ステケレンブルフ
2 ファン・デル・ヴィール
3 ハイティンハ
4 マタイセン
5 ファン・ブロンクホルスト
6 ファン・ボメル
7 カイト
8 ナイジェル.デ・ヨング
9 ファン・ペルシ
10 スナイデル
11 ロッベン
12 ブラールズ
13 オーイェル
14 デ・ゼーウ
15 ブラーフハイト
16 フォルム
17 エリア
18 スハールス
19 バベル
20 アフェライ
21 フンテラール
22 ボスフケル
23 ファン・デル・ファールト

 

2022年ワールドカップカタール大会

グループリーグでサウジアラビアに負けるなど、不安定なスタートを切るもグループリーグを突破、決勝トーナメントもオーストラリアに2-1で勝利するも、強さを感じないアルゼンチンと開幕から安定した戦いで準々決勝まで進んできたオランダ。

ここまでの戦いからオランダが終始ペースを握るのかと思っていたのですが、アルゼンチンの先制点前からペース的にはアルゼンチン、しかもいったんは2-0にされる体たらく、それでも後半残り10分(アディクショナルタイム含まず)を切ったところから粘りをみせ、とくに2-2に追いついたゴールはラストプレイと思われた時間での値千金の(トリック)セットプレイ。

いや~ふつうならオランダの流れで延長戦で決めきるもんだけど、そこがオランダらしさ、ただ今回はちょっと違っていて同点としたのがラストプレイで、5分のインターバルを挟んで延長戦が始まったらゲームはアルゼンチンペース、それでもなんとか延長を乗り切るも、現オランダ代表チームの要でもある『ファン・ダイク』がPK外して敗戦。

出典:https://www.fifa.com/fifaplus/ja/match-centre/match/17/255711/285074/400128139

2022年オランダ代表メンバー
No. 選手名
1 パスフィール
2 ティンバー
3 デ・リフト
4 ファン・ダイク
5 アケ
6 デ・フライ
7 ベルフワイン
8 ガクポ
9 ルーク・デ・ヨング
10 デパイ
11 ベルハイス
12 ラング
13 バイロー
14 クラーセン
15 デ・ローン
16 マラシア
17 ブリント
18 ヤンセン
19 ベグホルスト
20 コープマイネル
21 フレンキー・デ・ヨング
22 ダンフリース
23 ノペルト
24 テイラー
25 シモンズ
26 フリンポン

 

PK戦負けの軌跡

日本代表は2010年にパラグアイPK戦で負け準々決勝に進めずに終わった南アフリカ大会に続き2022年カタール大会でもクロアチアの前にPK戦で準々決勝に進めずに終わりましたが、オランダのPK戦の弱さはこの比ではありません(笑)

印象的な大会は前述した通りですが、1988年の欧州選手権で優勝しているだけで、主要国際大会で優勝していないので、どこかで必ず負けてます。

冒頭の国際大会成績は私がサッカーを見始めた1982年スペインワールドカップを起点にしてますが、それより前(いわゆるクライフの時代)を含めて決勝トーナメントでどんな負け方をしているのかが以下になります。

大会名 開催国 結果 結果 対戦国
1974 FIFAワールドカップ 西ドイツ 準優勝 1-2 西ドイツ
1978 FIFAワールドカップ アルゼンチン 準優勝 1-3 アルゼンチン
1990 FIFAワールドカップ イタリア ベスト16 1-2 西ドイツ
1992 UEFA欧州選手権 スウェーデン ベスト4 2-2(PK負) デンマーク
1994 FIFAワールドカップ アメリ ベスト8 2-3 ブラジル
1996 UEFA欧州選手権 イングランド ベスト8 0-0(PK負) フランス
1998 FIFAワールドカップ フランス ベスト4 1-1(PK負) ブラジル
2000 UEFA欧州選手権 オランダ/ベルギー ベスト4 0-0(PK負) イタリア
2004 UEFA欧州選手権 ポルトガル ベスト4 1-2 ポルトガル
2006 FIFAワールドカップ ドイツ ベスト16 0-1 ポルトガル
2008 UEFA欧州選手権 オーストリア/スイス ベスト8 1-3 ロシア
2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ 準優勝 0-1 スペイン
2014 FIFAワールドカップ ブラジル 3位 0-0(PK負) アルゼンチン
2021 UEFA欧州選手権 ヨーロッパ ベスト16 0-2 チェコ
2022 FIFAワールドカップ カタール ベスト8 2-2(PK負) アルゼンチン

あらためて見なおすとどうなんでしょ?全15戦でPK負けは6回、それが多いのか少ないのか他の列強と比べてないので解りませんが、一番サッカーを観ることに時間を費やしていた20世紀末が表の通りなので、それで印象深く残っているのかもしれません。

 

ちなみに上記表(決勝トーナメントに進めた大会)でPK勝ちで次のラウンドに進めたのは以下の2回だけです。

2004年UEFA欧州選手権:vsスウェーデン(0-0)PK勝ち

2014年FIFAワールドカップ:vsコスタリカ(0-0)PK勝ち

カタール大会で日本にPK勝ちしたクロアチアはロシア大会を含めると2大会でPK勝ちが4回ですから、やっぱりオランダは勝負弱い(涙)

 

まとめ

PK戦の負けの多さも気になりますが、それよりも感じるのは詰めの甘さ、アメリカ大会フランス大会での2回のブラジル戦が象徴的なのですがゲーム終盤に追いつき、主導権を握るも勝ちきれない。

 

サッカーに限らず多くのスポーツ、スポーツに留めず、多くの勝負事というのは追いついた側が最終的に勝利を手にすることのほうが多いと思うんですけど、オランダ代表にはまったくといっていいほどこれが当てはまらない。

 

理由はよく解りません。

ヨーロッパのサッカー代表チームでコーカソイド系とネグロイド系で編成されたところは他にもあってフランスなんてどっちかというと近年は勝負強いくらいなので、単純に人種って問題ではないような気もします。

細かく区切ればネグロイド系も分けられるし、もちろんコーカソイド系も分けられる。

でも、やっぱり単純に人種で片付けられるようなものとも思えない。

 

それとオランダと関係ないですけど、最近『大和魂』とか『ゲルマン魂』とかいうワードも聞かなくなってきましたね、『ゲルマン魂』はドイツが国際大会で結果出せないことが原因なのかもしれないし、『西ドイツ』時代のサッカーに比べて淡泊になってきたように感じてますし、そもそも『ゲルマン魂』って日本語だし(笑)

大和魂』は日本がそれを許さない社会に変わってきていることで使う機会が減ってきているからでしょうかね。

ちなみに『ダッチ魂』というワードは見たことも聞いたこともない(笑)

見たことも聞いたこともないということは昔からオランダという国には精神論なんて存在しないのかもしれないですね。

 

最後の最後に話それてますが、サッカーオランダ代表の勝負弱さについては科学的?にちょっと時間をかけて深掘りしていきたいテーマです(汗)

 

2022ワールドカップカタール大会は明後日決勝、なんとか大会が終わる前に投稿できました(汗)

 

 

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