sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

こんなご時勢にしっくりするクリスマスソング BAND AID:Do They Know it's Christmas?

 

クリスマスソング

コロナ禍によってほぼ在宅勤務となり昨年はクリスマスに沸く街、クリスマス・ソングが溢れる街をほぼ感じることはありませんでした。

在宅勤務に変わりはないのですが、業務引継ぎのために12月は出勤することが多くあり、2019年までのクリスマス・シーズンにはほど遠いですけど、去年よりはクリスマス・シーズンを感じることができてます。

ここはどこでしょう(笑)

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クリスマス・ソングといえば「サンタが街にやってくる」、「赤鼻のトナカイ」、「ジングルベル」、「きよしこの夜」などの昔からのスタンダード。

 

80年代以降といえば山下達郎の「クリスマス・イブ」、ユーミンの「恋人がサンタクロース」、ワム!の「ラストクリスマス」とかは誰もが聴いたことのあるクリスマスのPOPナンバーですよね。

 

ついでにユーミンファン的には「ロッジで待つクリスマス」も必須なんだけど、昔からのユーミンファン以外は知らないだろうな(汗)。

 

他にもある?稲垣潤一とか辛島美登里とかは普通のナツメロだから、それ以外にも各世代毎に思い入れはあるだろうけど、老若男女誰もが知っているといったら上記の曲になると思うんだけど、どうでしょう?

 

わたし的には純然たるクリスマスソングではないんだけど、どうしても外せない曲があります。

 

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1984年 「Band Aid」の

「Do They Know it’s Christmas」


曲名にクリスマスが入っているだけで、歌詞なんかクリスマスらしく全然ないんだけど、この画期的なプロジェクトは忘れられない。

 

まして2020年は多くの人が感じることが出来なかったであろうクリスマス、2021年は多くの人にクリスマスの高揚感を思い出して欲しいですね。

 

バンド・エイド (Band Aid)とは

イギリスとアイルランドの人気アーティストが集まって結成されたチャリティー・プロジェクト。

 

1984エチオピアの飢餓救済を目的に発起人のウルトラヴォックスのミッジ・ユーロブームタウン・ラッツボブ・ゲルドフにより書かれた作品。

 

ちなみに歌詞(和訳付き)はリンク参照してください。

omisoaji.com

 

このプロジェクトをきっかけにアメリカではUSAフォー・アフリカが結成されるし、映画ボヘミアン・ラプソディでも描かれたライヴエイドなどにつながっていくわけで、プロジェクトとしても凄いんだけど本当に顔ぶれが凄すぎる。

 

www.youtube.com

 

すでに故人となってしまったアーティストもいますが、みんな若いし、とんがってますよね(笑)

 

参加クレジット

フィル・コリンズジェネシス

ボブ・ゲルドフ、サイモン・クロウ、ピート・ブリケット、ジョニー・フィンガーズ(ブームタウン・ラッツ
ティーブ・ノーマン、マーティン・ケンプ、ゲイリー・ケンプ、ジョン・キーブル、トニー・ハドリー(スパンダー・バレエ
ミッジ・ユーロクリス・クロス(ウルトラヴォックス)
ジョン・テイラーサイモン・ル・ボンロジャー・テイラーアンディ・テイラーニック・ローズデュラン・デュラン
ポール・ヤング

グレン・グレゴリー、マーティン・ウェアー(ヘヴン17)
マリリン
カレン・ウッドワード、サラ・ダリン、シボーン・ファーイ(バナナラマ
ジョディ・ワトリー(シャラマー)
ボノ、アダム・クレイトン(U2
ポール・ウェラースタイル・カウンシル
ジェームス・"JT"・テイラー、ロバート・クール・ベル、デニス・トーマス(クール&ザ・ギャング)
ジョージ・マイケル(ワム!)
フランシス・ロッシ、リック・パーフィットステイタス・クォー
ボーイ・ジョージ、ジョン・モス(カルチャー・クラブ
スティング(ポリス)
デヴィッド・ボウイ
ホリー・ジョンソン(フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド
ポール・マッカートニー
スチュアート・アダムソン、ブルース・ワトソン、トニー・バトラー、マーク・ブレゼジッキー(ビッグ・カントリー)

トレヴァー・ホーン(プロデューサー)

 

参加クレジット確認してみてください、ちょっと違和感ありませんか?

イングランドアイルランドのアーティストってことですが?

 

ジョディ・ワトリーとクール&ザ・ギャングってアメリカじゃん!?

レコーディング時に、たまたま仕事でロンドンに滞在しており急遽参加したようです。

両者ともにプロモーションビデオにはちょっとしか顔出していませんけど。

 

それにしても懐かしいし豪華過ぎます。

 

なお1985年にアメリカでアフリカ飢餓救済を目的としたプロジェクト「USA for Africa」(United Support of Artists for Africa)には両者ともに参加していません。

 

発売まで

そもそも前述の発起人二人がこのプロジェクトを企画したのが、1984年10月末、それから参加アーティストを集って曲を書いて、なんと1984年11月25日に参加アーティストによるレコーディング、およびプロモーションビデオ撮影、ボーイ・ジョージはこのレコーディングのためにツアー中のアメリカからコンコルドに乗ってかけつけてます。


わずか一ヶ月足らずでこれだけの人気アーティストが集まるって凄いと思いません?絶対に多くのアーティストが決まっていたスケジュールをキャンセルし、このプロジェクトに参加したんだろうね。

 

1984年11月26日 (朝)編集終了⇒プレス工場へ

1984年11月28日 プロモーションビデオ編集終了

1984年11月29日 テレビ/ラジオによるオンエア開始

1984年12月03日 店頭販売開始

 

参加クレジットにある

デビット・ボウイポール・マッカートニーは都合のため「Do They Know it’s Christmas」のレコーディング、プロモーションビデオに参加できなかったもののシングルB面トラックにメッセージを提供している。

  

売り上げ(収益)とギャラ

1984/12/03にリリースされ、全英シングルチャートで5週連続でNo1.となりイギリス国内だけで370万枚以上の売上を記録した。

下の1984全英シングルチャートのリンクを参照、懐かしい面々がランキング

されていて見るだけでも楽しくなりますよ。

www.number-ones.co.uk


売上収益は全額エチオピア寄付され、参加アーティストのもちろんギャラはもちろんない。

 

本当に「愛は地球を救う」っていうのはBand Aidにこそ相応しいフレーズだろ!?

 

その後のBand Aid 

発起人であるボブ・ゲドルフはエリザベス2世からナイトの爵位や様々な賞を受賞するとともに長きに渡る活動を評価され2006年にはノーベル平和賞にノミネートされ、もうひとりの発起人ミッジ・ユーロも音楽、慈善活動に対し2005年に大英帝国勲章を受勲。

 

プロジェクトは1984年以降も1989年にはBand AidⅡ、2004年にはBand Aid20、2014年にはエボラ出血熱支援を目的にBand Aid30と時代とともに目的、参加アーティストも変化しながら継続している。

上記のプロジェクトへの参加アーティストは省略します(汗)

 

以下には上記4つのプロジェクトすべてが収録されています。

 

 

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