Sporting de Huelva退団
上記記事の終わりにも追記しましたが、7月7日に『田中陽子』選手本人から2年間在籍した『Huelva』を退団する報告がSNSにて発信されました。
それから一カ月余、日本に帰国しているのは彼女のSNSなどによる発信によって解っているので、国内復帰待望論が私の知っている限りでは少しだけ話題になったりしてました。
前所属の『ノジマステラ』、古巣でもある『INAC神戸』、そして出身地である山口県に近く新設チームでもある『サンフレッチェ広島』などなど、高倉なでしこジャパンの東京五輪での戦いぶりもあって、国内復帰から代表復帰へという声もよく見聞きするなかで、『田中陽子』選手本人からは何も発信されません。
極秘情報?
そんななかツイッターで相互フォローしている方から極秘情報をいただきました。
情報じたいは8月3日付けのもので公式発表はまだされていません。
MARCA
遡るとスペインのスポーツ新聞『MARCA』の公式サイトでは7月27日付けで移籍濃厚記事がありました。
MATAGIGANTES
2021年8月3日付け情報はこちらです。
source:Altas en el Rayo Femenino - Matagigantes - Medio de comunicación independiente del Rayo Vallecano
as
スペインのスポーツ新聞『as』公式サイトで8月16日付けで公式発表待ちという旨の記事が掲載されています。
source:FÚTBOL FEMENINO Las jugadoras, sin contrato, se plantan y dejan de entrenarse - AS.com
さて『Rayo Vallecano』とはどういうクラブチームなのでしょうかという前に、前所属クラブでもある『Huelva』についておさらい。
Sporting de Huelva
正式名称は『Sporting de Huelva』
スペイン南部の2018年時点で人口14.4万人の『Huelva』を本拠とし、2004年に女子チームとして設立されたチームになります。
出典:Google マップ
『Sporting de Huelva』のスペイン女子リーグでの成績は以下の通り。
シーズン | ディビジョン | 順位 | カップ戦 |
---|---|---|---|
2005–06 | 2 | 1 | ー |
2006–07 | 1 | 10 | ー |
2007–08 | 1 | 11 | ー |
2008–09 | 1 | 9 | ー |
2009–10 | 1 | 13 | ー |
2010–11 | 1 | 12 | ー |
2011–12 | 1 | 8 | ー |
2012–13 | 1 | 9 | ー |
2013–14 | 1 | 8 | ー |
2014–15 | 1 | 8 | 優勝 |
2015–16 | 1 | 8 | ー |
2016–17 | 1 | 10 | ー |
2017–18 | 1 | 9 | ー |
2018–19 | 1 | 14 | ー |
2019–20 | 1 | 14 | ー |
2020–21 | 1 | 10 | ー |
『田中陽子』選手が在籍した2019-20シーズンは14位、2020-21シーズンは10位という成績でしたが、2014-15シーズンにはカップ戦『Copa de la Reina』を制しています。
さらざっくり詳しくはウィキペデイアで ↓
さらに詳しくは公式で ↓
Rayo Vallecano Femenino
source:Comunicado Oficial | Rayo - Web Oficial
正式名称は『Rayo Vallecano Femenino』、少なからずサッカーを知っている方なら馴染みがあると思いますが、スペインのクラブチーム『Rayo Vallecano』の女子チームになります。
『Rayo Vallecano』は1924年設立と歴史あるクラブチームですが、『Rayo Vallecano Femenino』は2000年に設立され、整備されたスペイン女子サッカーリーグに2001-2002シーズンから参加しています。
『Rayo Vallecano Femenino』の本拠地は言わずと知れたスペインの首都『Madrid』、2018年時点で人口322万人、『Rayo Vallecano』以外にも皆さんお馴染みの『Real Madrid』、『Atletico Madrid』が本拠を構えています。
正しく表現するなら『Real Madrid』、『Atletico Madrid』の他にも『Rayo Vallecano』の本拠がありますですかね(笑)
成績はスペインサッカーリーグ『ラ・リーガ』の1部と2部を行ったり来たりですが、2021-22シーズンの戦いの場は1部になってます(昨年(2020-21シーズン)は2部)。
『Madrid』の位置はいちよ以下の通り。
出典:Google マップ
『Rayo Vallecano Femenino』のスペイン女子リーグでの成績は以下の通り。
シーズン | ディビジョン | 順位 | カップ戦 |
---|---|---|---|
2001–02 | 2 | 1 | ー |
2002–03 | 2 | 2 | ー |
2003–04 | 1 | 9 | ー |
2004–05 | 1 | 7 | ー |
2005–06 | 1 | 4 | ー |
2006–07 | 1 | 4 | ー |
2007–08 | 1 | 2 | 優勝 |
2008–09 | 1 | 1 | ー |
2009–10 | 1 | 1 | 準優勝 |
2010–11 | 1 | 1 | ー |
2011–12 | 1 | 4 | ー |
2012–13 | 1 | 6 | ー |
2013–14 | 1 | 4 | ー |
2014–15 | 1 | 6 | ー |
2015–16 | 1 | 10 | ー |
2016–17 | 1 | 7 | ー |
2017–18 | 1 | 11 | ー |
2018–19 | 1 | 12 | ー |
2019–20 | 1 | 8 | ー |
2020–21 | 1 | 13 | ー |
リーグでは2008-9シーズンから2010-11シーズンまで3連覇、2007-2008シーズンにはカップ戦『Copa de la Reina』を制しています。
しかし近年のリーグ戦では中位よりは下というのが定位置で2020-21シーズンは『Sporting de Huelva』より下位でフィニッシュしていますので、2020-21シーズンだけ見てるとステップダウンですね(涙)
ただ、クラブとしては母体でもある『Rayo Vallecano』の歴史だけみるとステップアップと言えるかもしれないですけど微妙な感じですね(汗)
『Rayo Vallecano Femenino』についてざっくり詳しくはウィキペデイアで ↓
さらに詳しくは公式で ↓
公式ですが『Rayo Vallecano』については詳しい情報がありますが『Rayo Vallecano Femenino』ウィキペデイア以下です(笑)
これを書いている時点の『Rayo Vallecano Femenino』公式では2021-22シーズン登録選手は以下の12人(涙)
/ | 選手名 | 国籍 | 補足 |
---|---|---|---|
GK | Patricia Larqué | スペイン | ー |
DF | Danielle Hayden | アメリカ | ー |
・ | Paula Andújar | スペイン | ー |
・ | Camila Sáez | チリ | チリ代表 |
・ | Cecilie Struck | デンマーク | ー |
MF | Pili García | スペイン | ー |
・ | Paula Fernández | スペイン | ー |
・ | Patricia Hidalgo | スペイン | ー |
FW | Iris Ponciano | スペイン | ー |
・ | Slađana Bulatović | モンテネグロ | モンテネグロ代表 |
・ | Yanara Aedo | チリ | チリ代表 |
・ | Isadora Freitas | ブラジル | ー |
代表選手としては最新FIFAランキング37位のチリ代表2名、98位のモンテネグロ代表1名・・・心許ないです(汗)
2020-21シーズンは22人登録があったので、これから10人前後は増えるような気がしますが(MATAGIGANTESでは9人が加入となっています)、スペイン女子リーグの開幕は9月5日、チームとしての成熟、合流していない選手のコンディション、まして『田中陽子』選手に至っては就労ビザなどなど、とても9月5日開幕には間に合うとは思えません。
8月20日付けで公式から以下の6名加入が発表されました。
⇒ Noticias | Rayo - Web Oficial
- María Bores
- Paula Sancho Pauleta
- María Ángeles Carrión,Leles
- Carla Bautista
- Yohana Gómez
- Laia Ballesté
2021ー22シーズン『田中陽子』選手にとってスムーズなスタートとは到底思えませんが、2023女子ワールドカップでオーストラリアの地で再びブルーのユニフォームを纏い活躍する姿を期待する思いに変わりはありません。
新天地での活躍がいつになるか解りませんけど、これからもウォッチし続けていきます。
2021-22シーズン所属クラブどんでん返しがあったら、ごめんなさい(汗)