2021年にはいり『ユーキャン』のCMを見て驚きました!?
そこには俳優の『桐谷健太』さん、『杏』さんが『尾崎豊』の『僕が僕であるために』をアカペラで歌う映像!?
僕が僕であるために
アラフィフの私はリアルタイムで『尾崎豊』にのめり込んだ世代、ご多分に漏れず私も1983年リリースのデビューアルバム『十七歳の地図』にハマって我が校、我がクラスの自称『尾崎豊』広報担当をしていました(笑)
『尾崎豊』の世間的なブレイクは1985年リリースのセカンドアルバム『回帰線』にも収録された『卒業』以降、今では誰もが知っているデビューアルバムに収録された名曲『I LOVE YOU』も世間的に認知されたのはテレビドラマ『北の国から’87初恋』で挿入歌として採用されたのがきっかけ、同じくデビューアルバムに収録されている『僕が僕であるために』は好きな曲だっただけど世間的な認知度はずっと希薄だと思っていました。
1997年に『SMAP』メンバー5人が出演したフジテレビドラマ『僕が僕であるために』で主題歌として採用されたさいには知っている人は知っているんだと嬉しくもあったのだが、なぜこの曲が選ばれたのか不思議な気持ちになったことを覚えている。
ユーキャン
『ユーキャン』のCMソングといえばリアルタイムで人気のアーティストの楽曲が採用されることが多いと思っていたので、これまた意外だったのですけど、我がことのように嬉しく思いました。
ちなみにここ10年で採用された楽曲は以下の通り。
- 2020年:try again:いきものがかり
- 2016年:時よ:星野源
- 2015年:ワンゴール:いきものがかり
- 2014年:Faith:miwa
- 2013年:イロトリドリ:ゆず
- 2012年:いつだって僕らは:いきものがかり
- 2011年:It’s my Life:YUI
※2017年~2019年はキャンペーンソングがなかったようです?
好きな曲ではあったけど『尾崎豊』作品として知る人ぞ知るていどの曲だと思っていたので『ユーキャン』のCMソング採用に驚いたのだが、調べてみると私の知らないことにけっこうな人気ぶりで驚きました。
カバー
Mr.Children
2010年に静岡県つま恋にて開催された野外音楽ファスティバル『ap bank fes’10』に出演した『Mr.Children』がライブにて披露、演奏前の『桜井和寿』さんのこの曲への思い入れコメントも良いです。
ミスチルを含め以下の方達もカバーしています。
- Mr.Children(2004年):トリュビュート・アルバム『”BLUE” A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』収録
- 中村あゆみ(2009年):シングル『僕が僕であるために』収録
- miwa(2010年):シングル『ヒカリへ』収録、映画『Colorful』挿入歌
- 馬場俊英(2011年):アルバム『HERAT BEAT RUSH』収録
- 桜庭みなみ(2011年):ゆうちょCM
- 湯の川学院高等学校合唱部(2008年):うた魂♪オリジナル・サウンドトラック収録
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ランキング
私が知らないだけで『僕が僕であるために』はけっこう人気のある曲だったみたいなので、各種ランキングを調べてみました。
シングル売上ランキング
ORICONによるシングル売上ランキングは以下の通り
- OH MY LITTLE GIRL
- I LOVE YOU
- 汚れた絆
- LOVE WAY
- 卒業
- 15の夜
- 太陽の破片
- DRIVUNG ALL NIGHT
- 黄昏行く街で
- 永遠の胸
出典:尾崎豊のシングル売上ランキング | ORICON NEWS
人気曲ランキング
レコチョク
レコチョクによる人気曲ランキングは以下の通り
- 僕が僕であるために
- I LOVE YOU
- OH MY LITTLE GIRL
- 卒業
- 15の夜
- シェリー
- Forget-me-not
- ダンスホール
- 十七歳の地図
- 太陽の破片
出典:尾崎 豊の楽曲一覧-人気順(ランキング)、新着順(最新曲)|2000026522|レコチョク
JOYSOUND
JOYSOUNDによる人気曲ランキングは以下の通り
- I LOVE YOU
- OH MY LITTLE GIRL
- 15の夜
- Forget-me-not
- 僕が僕であるために
- シェリー
- 卒業
- ダンスホール
- 十七歳の地図
- 太陽の破片
出典:尾崎豊の人気曲ランキング-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com
Youtube
2021年1月13日現在Youtubeに投稿されている尾崎豊作品(本人歌唱)を視聴回数順に上位10曲を抽出した結果は以下の通り、
- 15の夜:2055万回
- シェリー:1106万回
- OH MY LITTLE GIRL:904万回
- 僕が僕であるために:774万回
- 十七歳の地図:307万回
- ダンスホール:282万回
- Forgetーme-not:260万回
- 群衆の中の猫:195万回
- 卒業:154万回
- Freeze Moon:133万回
※同じ作品は視聴回数が多いものを抽出、ライブなど複数の曲が含まれるものも除外すると上記のような感じです。
Youtubeだと尾崎本人が歌う『I LOVE YOU』は上記の条件だと現時点では上位10曲に入ってきてません、オリジナル音源は投稿しても即削除ということもあるし、Youtubeで見れる尾崎本人歌唱によるものはライブ映像のみということも影響しているのかもしれませんね。
本題に戻すと『僕が僕であるために』はシングルカットされていないのでオリコンのシングル売上ランキングには入ってきませんが、それ以外はいずれも上位にランクイン、CMの影響もあって今後さらに上位に入ってくるかもしれません。
まとめ
最近のデータでは上記のようになっているが、『僕が僕であるために』は1997年に『SMAP』主演ドラマで採用、2004年リリースのトリュビュート・アルバム『”BLUE” A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』収録、同アルバムはオリコンの週間チャートで1位になったことを鑑みると、『僕が僕であるために』は1992年に『尾崎豊』没後、さらに21世紀に入ってその作品の価値を高めていったような気がしてならない。
さらに2008年には『うた魂♪』、2009年には『中村あゆみ』、そして2010年には『miwa』と続くわけだから、悪い言い方をすれば作為的にこの曲の人気は高められていったとも言えるのだが、ミスチルの『桜井和寿』さんのライブでのコメントとか聞くと、この曲を好きだった人達がより多くの人達に聴いてもらいたいための流れなのかもと思ったりもする。
参考までに1997年以前、もしくは2004年以前のランキングについて調べましたが残念ながら情報はありませんでしたが、2009年にカラオケリクエストに関する記事があったので貼り付けます。
上位10曲の顔ぶれに変わりはありませんが、2009年よりは『僕が僕であるために』は上位にランクされているのが解ると思います。
十七歳の地図
最後にデビューアルバム『十七歳の地図』について手短に。
『僕が僕であるために』にが収録されているのはセレクトアルバムを除けば『十七歳の地図』のみですけど、収録曲を見れば分かると思いますが、このデビューアルバムこそが『尾崎豊』のベストアルバムだと言っても過言ではないと思います。
収録曲は以下の通り。
A面
- 街の風景
- はじまりさえ歌えない
- I LOVE YOU
- ハイスクールRock'n'Roll
- 15の夜
B面
- 十七歳の地図
- 愛の消えた街
- OH MY LITTLE GIRL
- 傷つけた人々へ
- 僕が僕であるために
ちなみに私は人気曲としてランキング上位にはいってきませんが『傷つけた人々へ』が一番好きです。
今もなお伝説として多くの世代に聴かれ続けていますが、後世に伝えたいアルバムのひとつ、一家に一枚マストです。
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