「堺雅人」は嫌いじゃなかったけど真田丸で嫌いになった。堺雅人は悪くない、三谷幸喜の脚本が全て諸悪の根源なのだ!?真田丸における三谷幸喜の真田ファンを愚弄しまくった脚本について書いたらきりがないのだが、あの作品の所為でそれまで好意的に観ていた俳優『堺雅人』に嫌悪感さえ抱き、同様に『長澤まさみ』、『木村佳乃』、『黒木華』、『大泉洋』も好意的に見れなくなっている、そういう意味では三谷幸喜の脚本は凄いと思う(笑)
堺雅人を全国区に押し上げたのは『真田丸』ではなく2013年に放送された『日曜劇場』、『半沢直樹』ですね。私もご多分に漏れず毎回楽しみに見ておりました。今回も毎回見てしまうとは思うのですけど、そもそも『なんで?いまさら?』という違和感もかなりあります。
『半沢直樹』をやれば相応の数字を取ることは容易に想像できますけど、そこまでしないとダメなほど『日曜劇場』枠が数字取れていないわけではありません。
直近の作品の視聴率は以下の通り
- | 平均視聴率 | 最高視聴率 |
---|---|---|
集団左遷!! | 10.50% | 13.80% |
ノーサイドゲーム | 12.00% | 13.80% |
グランメゾン東京 | 12.90% | 16.40% |
テセウスの船 | 13.40% | 19.60% |
前回の『テセウスの船』は平均視聴率、最高視聴率ともに前々回の『グランメゾン東京』より上だったとは意外です、製作費は『グランメゾン東京』のほうが遥かにかかっていそうですけど。
なぜこのタイミングで製作費をつぎ込んで『半沢直樹』をやるのかは解りませんけど、結果論ですけど『新型コロナウイルス』により放送が延期され、延期されたタイミングで長年同時間枠で数字を争ってきた日テレ『行列のできる法律相談所』のレギュラーである『渡部建』の問題があり、『半沢直樹』には追い風が吹いていると思っていましたが、初回視聴率はそれほど高くはありませんでした。
といってもテレビ離れと言われる時代において凄い数字だと思いますけど。
第一回の感想としては安定の『池井戸』作品、フィクションということを念頭に入れれば、それなりに安定して楽しめましたというのが素直な感想ですけど、金融系の仕事をしていない私からしてもフィクションにしてもコンプライアンス的にどうなのよっていうのが盛りだくさんだったので、金融系の仕事をしている人は呆れているんじゃないかと思っていましたが、やっぱそうですよね(笑)
なんで飲み会の場に会社資料を持って来て広げとんねん!殴るぞ!(コンプラ過激派) #半沢直樹
— M (@financeolM) 2020年7月19日
いや~会社資料を大衆酒場的で広げてるのは本当に何時代?笑い飛ばせないほどビックリしましたけど(笑)
システム系の仕事している立場からしても、メールサーバーのデータ削除するくだりは部長とはいえ直属の上司でないものの指示でデータ削除するってあり得ないし、そもそも金融系でそういうデータを削除するってあるの?いやいや、あったらダメだろ!
などなどツッコミどころ満載でしたけど楽しめたのでOKです。
ただこんだけツッコミどころ満載だと今後はストーリーよりも、みなでこぞってツッコミどころを探すのが視聴目的になってしまう気もしないではない。
それが制作側の狙いだとしたらTBSは素晴らしい!?絶対そんなことはないと思いますが、そういう楽しみ方がスタンダードなのかもしれないですね。
前回のシリーズで結果的に楽しめた要因としてあまり知らない俳優さんを変な先入観を持たずに見れたってこともあるんですよね、前回のシリーズでブレイクした俳優さんはかなりいたのだが、私的に半沢直樹を見たことによって知った人と、その後にブレイクした人はこんな感じ。
公式の出演者を見る限り主要なところは知っている人ばかりで、今回はそういう楽しみ方は出来ないみたいですけど。
南野陽子さんは綺麗だった。
最後に久しぶりに『半沢直樹』を演じてる『堺雅人』を見て、『真田丸』で演じた『真田信繫』の姿は吹き飛びました。
露と落ち 露と消えにし我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢
出典:豊臣秀吉 辞世の句です。 | 戦国武将の名言から学ぶビジネスマンの生き方
『半沢直樹』とはまったく関係ないんだけど、NHKさんにお願い『池端俊策』さん脚本で『真田太平記』をやって欲しい!!