「G線上のあなたと私」
とはいっさい関係ありません
動線とは・・・
人や物が動く際に辿る経路をあらわす言葉です。
都市開発や建造物などではあらかじめ人や物の移動における最短経路であったり、安全面などを考えるうえで動線が必要になってきます。
わたしは専門家ではありませんし、動線という言葉や考え方がいつ発生し、都市開発や建造物設計に利用されてきたかは解りませんが、人間の行動パターンなど人間工学が注目され出された近年さらに考慮されはじめたのではないでしょうか。
優れた動線とは・・・
たまに「動線考えて設計されてないな」などと思う建造物や都市を見かけることがありますが、首都圏で生活、都内への電車通勤を日々繰り返す中で常々感じるのが駅の動線ですね。
例えば通勤で新宿駅乗換えや横浜駅乗り換えをしていた時期があったのですが、今思うと両方の駅ともに人の流れがスムーズだったの覚えています。
だいぶ前のことなので今の新宿駅、横浜駅がどうなのか解りませんけど、「動線」と「導線」は若干意味合いが違ってくるのですが、両駅に言えるのは人を導く線がしっかりと描けていたように思えますね。
ちなみに私が働くオフィスは10年ほどまえに建てられたそこそこ大きな建物なんですけど「お前は馬鹿か」と思うほど動線とかまったく考えてなくて、逆に今時こんな設計をするプロってどうなのよって日々感じています(汗)
俺のうしろに立つな!
コミック「ゴルゴ13」の主人公デューク東郷のセリフとして知っている人も多いでしょう(正しくは「おれのうしろに音もたてずに立つようなまねをするな」ですけど)。わたしは「俺の前に立つな!」と思うことが日常生活で多々あります。
親の教育や家庭環境にもよるのでしょうか、私は子供の頃から「人に迷惑をかけるな」と言われてて育ってきました。その所為か些細なことでも迷惑をかけないようにというのが身体に染み付いています。ゆえに些細な気遣いが出来ない人が多いことに、たまに苛立ちをおぼえます。
日々の生活のなかで・・・
・電車などの乗車時に奥のほうが空いていれば、扉付近に立つことはありませんし、混雑した電車で扉付近に立った場合など、自分が降りる駅でなくても降りる人がいれば必ずいったん電車の外にでますけど、逆に扉の前で頑張る人の気持ちがサッパリ解りません。
・狭い歩道を複数人で歩いているときなども、たまに後ろに急いでいる人がいないかなど注意します、常に首を振っている感じですね(笑)
・人の往来が多い場所などで止まる必要があった場合などは必ず端に寄るなど、自分以外の人が辿ろうとする経路の妨げにならないように、すなわち他人にとってあるべき動線を意識します。
・車の運転では、あおりたい人達の気に障らないような運転を心がけていいます(笑)
・車の往来の多い道を運転中、後続車が多く、また対向車が多く、更に右折レーンがないところでは極力右折しないようにしています(マジか?)
世間的にはどうなの?
私が日々気をつけている動線、世間的にはどうなのでしょうか?
家族にも友人にも聞いたことがありませんが、私が感じる限り、無意識に動線を考慮した行動を取る人と無意識に動線など考慮していない人に分けられる気がします。
人にやさしければ、自然と動線を考えた動きが身につくのではないでしょうか、動線を考慮せず人にやさしく出来ずにに自分中心に日々暮らしている方・・・
あおり運転に気をつけてください(笑)
というかあなたのなかの普通の運転があおり運転かもしれません。
つうか色々と気遣いし過ぎだろとお笑いになるかもしれませんが、
わたしにとっては普通なので・・・
(了)