sugarless time

甘く切ない80年代、甘くない現在の興味のあること中心に綴ります。

メディアは何も伝えないけど3月5日に2022-23WEリーグ再開しましたよ!

 

出典:WEリーグ | Women Empowerment League | WEリーグは日本初の女子プロサッカーリーグです。試合速報やクラブ・選手の紹介を行っています。


あと4ヶ月でオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップが開催されることを知ってますか?

サッカーファンなら知っているとは思いますが・・・

3月5日にウインターブレイクを挟んで2022-23WEリーグが再開されました。

そのことはサッカーファンですら知らないかもしれないですね。

 

ウインターブレイク中には皇后杯、そして『なでしこジャパン』がアメリカ遠征もしてましたけど、メディアに取り上げられる時間もわずか、結果は1勝2敗という成績でしたが、前監督時代と比べると世界との差を着実に狭めてきているようにも感じました。

ちなみにアメリカ遠征(SheBelieves Cup)の結果は以下の通りでした。

2/16:0ー1でブラジル(FIFAランク9位)に敗戦

2/19:0ー1でアメリカ(FIFAランク1位)に敗戦

2/22:3-0でカナダ(FIFAランク6位)に勝利

※ランキングは2022年12月9日発表のもの、日本は11位でした。

 

SheBelieves Cupで驚いたのが結果よりも、アメリカで自国チーム出場とはいえ親善試合にも関わらず入場者数は25,471人、アメリカでの女子サッカー人気の高さを見せつけられ、羨ましくも感じました。

詳しくは下記サッカー協会リンクをどうぞ。

www.jfa.jp

 

話を戻してWEリーグです。

私にしてもWEリーグの記事を最後に書いたのは昨年の7月ですから、久しぶりですけど、記事にはしていませんが、ちゃんと追ってはいます。

www.sugarless-time.com

 

上記記事を投稿した後に2022-23WEリーグ順位予想の記事も書いていたんですけど、タイミングを逸して下書きに眠っていたので当時の予想順位を今さら載せておきます。

1位:INAC神戸レオネッサ

2位:三菱重工浦和レッズレディース

3位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ

4位:サンフレッチェ広島ジー

5位:ノジマステラ神奈川相模原

6位:ちふれASエルフィン埼玉

7位:マイナビ仙台レディース

8位:ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

9位:大宮アルディージャVENTUS

10位:AC長野パルセイロ・レディース

11位:アルビレックス新潟レディース

下書きに予想の理由も書いているんですけど、長くなるのでざっくり記すと、広島は戦力も充実し戦術も浸透することで上位3強に肉薄、ノジマも菅野監督復帰と適材適所への戦力補強でジャンプアップ、ちふれは期待の若手とベテランとの融合に期待、戦力ダウンが大きかった仙台が大きく順位を落とし、これといった補強をしなかった新潟は最下位確定、上位3強のうち神戸は盤石、浦和は大きな補強もないし、ベレーザは若手の成長に期待するも神戸には届かなそう。

といった理由を書いてました。

 

では、ウインターブレイク前の8節終了時点での順位はどうだったかというと・・・

順位 クラブ名 勝点 試合 得点 失点
1 神戸 19 7 6 1 0 15 5 10
2 浦和 18 7 6 0 1 18 8 10
3 仙台 14 8 4 2 2 8 9 -1
4 ベレーザ 13 7 4 1 2 11 7 4
5 ノジマ 10 7 3 1 3 10 11 -1
6 大宮 10 7 3 1 3 7 8 -1
7 ちふれ 9 7 3 0 4 7 10 -3
8 広島 8 7 2 2 3 6 7 -1
9 市原 5 7 1 2 4 6 12 -6
10 長野 4 7 1 1 5 4 9 -5
11 新潟 1 7 0 1 6 4 10 -6

ノジマちふれ、新潟については予想通りでしたが、広島、仙台については大きく外れましたね。

とはいっても全20節の半分以下しか消化してないのでこれからどうなるか解りませんし、私が応援するノジマは5位とはいっても3強のうちベレーザ戦しか消化しておらず、全20節の節目となる10節まであまり勝点を拾えそうにないので、もう少し順位を落としそうではあります。

(取りこぼしといったら相手に失礼だが、終始押し気味に試合を進めたにも関わらず長野には今期唯一の勝利をプレゼントするし、大宮も勝てた試合だっただけにもったいないです)

 

また、過去にも以下投稿のなかで書いてますが、WEリーグは秋春制を導入しており、ウインターブレイク中に選手の加入・移籍もあったので再開後にどうなっていくかは解らないところもあるので、そういうところにも注目です。

www.sugarless-time.com

 

で・・・再開した3月5日第9節の結果は以下の通りです。

  • 新潟1-2浦和
  • 仙台1-2神戸
  • 埼玉0-3ベレーザ
  • ノジマ2-0市原
  • 長野0-0大宮

順位はこうなって、トップ3はお馴染みの顔ぶれになりました。

順位 クラブ名 勝点 試合 得点 失点
1 神戸 22 8 7 1 0 17 6 11
2 浦和 21 8 7 0 1 20 9 11
3 ベレーザ 16 8 5 1 2 14 7 7
4 仙台 14 9 4 2 3 9 11 -2
5 ノジマ 13 8 4 1 3 12 11 1
6 大宮 11 8 3 2 3 7 8 -1
7 ちふれ 9 8 3 0 5 7 13 -6
8 広島 8 7 2 2 3 6 7 -1
9 長野 5 8 1 2 5 4 9 -5
10 市原 5 8 1 2 5 6 14 -8
11 新潟 1 8 0 1 7 5 12 -7

 

第9節終了時点での結果はともかく気になるのが冒頭に書いた通り、どれだけの人が3月5日に2022-23WEリーグ再開したことを知っていたのかということ。

 

まずメディアは『皇后杯』と『なでしこジャパン』についてはわずかな時間ですけど、結果を報じてましたが、WEリーグ再開に関しては皆無、国民以上にメディアが大好きなWBC祭りのなかで他競技については微々たる時間であっても報じることはあっても、WEリーグ再開については皆無。

WEリーグ失敗を後押しするような扱いです。

国内メディアの偏った姿勢は今に始まったことではないのだから、振り向かせるしかないんですけど・・・

予算がないのは解るのですが、あるていどは採算度外視しても広告費をかけないとほとんどの人が興味がないどころか知らなかったってことになります。

実際に99%くらいの人が知らなかったのではないかと思ってしまうのが第9節の入場者数、詳細は以下の通り。

  • 新潟ー浦和:871人
  • 仙台-神戸:2,509人
  • 埼玉-ベレーザ:1,076人
  • ノジマ-市原:605人
  • 長野-大宮:882人

昨年開幕当初の目標が1試合5,000人、今節もっとも入った仙台ー神戸戦でも半分、全5試合のうち入場者が3桁の試合が3試合、プロの興行として考えると2年目にしてリアルに存続が危ぶまれるレベルです。

 

代表戦とはいえ親善試合で25,000人が集まるアメリカの女子サッカー人気とは本当に雲泥の差です。

クラブじたいもさらなる営業努力が必要でしょうし、WEリーグはリーグ全体を盛り上げるような施策が必要だと感じます。

WEリーグを気にしている私のアンテナにも引っかかってこないくらいですから、サッカーに興味のない人達にしてみればWEリーグ再開どころかWEリーグの存在自体を知らない人もいまだに多い気がします。

 

なでしこジャパンがワールドカップでちょっとは期待できそうな雰囲気になってきたので、多少はその恩恵もあるかもしれませんが、代表人気に頼るのではなく国内リーグをもっと盛り上げていかないと、仮にワールドカップなでしこジャパンがさすがに優勝とか贅沢はいえるような状況ではないけど、そこそこ勝ち進んでも、国内リーグが盛り上がっていかないとなでしこジャパン復権も一時的なものになりかねません。

 

もうちょっと営業努力をしてください。

出典:ABOUT WE | WEリーグ | Women Empowerment League

 

掲げるだけではなく、それにむかって誰もが目に見えるかたちで営業努力をして欲しいものです。

 

 

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